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好きな少女漫画の話

 noteのお題ぼんやりを見ていたら、 #私を構成する5つのマンガ というのがあった。……これ、ちょっと前にTwitterでもまわってきたな。

 これこれ。このときは少年漫画でかためて回答したんだった。ワートリはいいぞ。アニメ2期やるらしいからよろしくな。
 てなもんで、この記事では影響もらった少女漫画を挙げていこうかと。
 気に入ったものを延々と咀嚼し続けるせいでライブラリがすぐガラパゴス化するタイプのおたくなので、全体的に古くても許してほしい。

女子妄想症候群(イチハ・白泉社)
 単行本10巻。フェロモマニアシンドロームと読む。最初にこれを挙げるのもどうなんだと思いつつ、好きなんだから仕方ないよね。
 名は体を現すというわけで、フェチズムと、ついでに鼻血がいっぱい(鼻血をふくのはだいたい主人公の女の子)。絵のきれいなギャグ漫画で、もうめっちゃ笑える。ただ、登場人物の名前が音も字も若干独特なので、そういう意味ではちょっとおすすめしづらい。けど好き。

おまけの小林クン(森生まさみ・白泉社)
 単行本16巻。小林姓のひとびとが恋愛したり友情したり悩んだりする。個人的にはだいぶ王道な少女漫画だと思う。きゅん特盛。推しは『罠師』こと小林千尋くん。
 フェロマニにこれが続くと小さくて可愛い男の子と長身コンプ女子が好きなひとみたいだけど、決してそういうわけではない。

動物のお医者さん(佐々木倫子・白泉社)
 単行本12巻。掲載誌的な分類では少女漫画だけど、恋愛要素がほとんどないのでいろんなひとに安心しておすすめできる。動物漫画だけど動物が死なないので、そういう意味でもいろんなひとに安心しておすすめできる。
 昔やったドラマ版も好きだったな。ハムテルがちょっとイケメンすぎたけど、二階堂が非常に二階堂で要潤を見る目が変った。

きみはペット(小川彌生・講談社)
 単行本14巻。ようやく白泉社以外のが出てきた。これじゃまるで白泉社の回し者みたいだ。ちがうよ。たしかに白泉社系列の漫画は好きだけど。
 これはドラマを観てから原作を読んだクチで、原作を読んでからもう一度ドラマを見直して、それでも主演の小雪と松本潤がすごくスミレとモモで最高だった。原作とメディアミックスの乖離はあまり耐えられない方なんだけど、これと『動物のお医者さん』は最高に最高だったからレンタルでも観てほしい。蔦屋にあったから。

ときめきトゥナイト(池野恋・集英社)
 単行本30+1巻。こういうファンタジィ大好きなわたしが好きにならないはずがなかった。
 読んだ時期がローティーンだったこともあるだろうけど、その後の創作にも影響を感じる作品は、この記事で挙げたなかではこれだけだと思う。3ヒロインでは断然なるみ派。

 とりあえずそんな感じ。有名な作品が多いから、たぶん目新しさはないと思う。世代ド直撃の『セーラームーン』とか『X』とかはアタリマエすぎて外した。ときめきはめっちゃ迷ったけどいれた。あと今回、原作つきの作品は外したので、ちょーー大好きな『図書館戦争Love&War』(有川浩/弓きいろ・白泉社)はいれられなかった。図書戦はいいぞ。
 少女漫画ね、好きですよ。長子長女だからそういうモノが実家になくて、リアタイってよりは大きくなってから読んだものが多いから「あの頃」ネタとかにはついていけないことが多いけど、でも好き。いいよね、少女漫画。少女漫画で描かれているような、きゅんと甘酸っぱい体験や気持ちにはとんと縁のない人生だったので、だから余計に好きなのかもしれない。ああいう、自分の知らないものを追体験したいから、わたしは少女漫画を読むんだと思う。

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