見出し画像

次なる潮流について考えてみた

バブルがはじけてから景気はどんどんと悪くなり、日本は不景気街道まっしぐら。最近では景気が良かったころを知らない世代も多くなりましたね。

景気がこれだけ悪くなって、何が変わったかというと「副業」に対しての社会のイメージが大きく変わったように思います。以前は「副業」といえば会社勤めの方々には禁じられていて、リークされて会社を辞めなくてはならなくなった…みたいな話しをよく耳にしたものです。

しかしその後、「副業」は「複業」と呼ばれるようになり、多くの企業が給料だけでは社員を繋ぎ止めておけないという考え方となって、正社員の方々でも「副業」が可能となってきました。

そうした中、ブームになった副業は「ライター」。本を執筆したり、ブログで食べていけるような方々が世間で注目を集め、その後に続けと言わんばかりに、自称ライターが爆発的に増えました。流行りだした当初はまあまあアルバイト程度の金額にはなったのですが、その後すぐに価格破壊の波が到来し、1文字1円以下となり、生活が成り立たなくなって「ライター」ブームは終了しました。

その次に来たのは「YouTuber」ブーム。小さいお子さんたちのなりたい職業にまで登場するようになり、だれもかれもが「YouTuber」になりたがりました。ただこの「YouTuber」も、実際にはかなりの激務で、「副業」として成功した方というのは、ほとんど耳にすることはありませんでした。

そして乗り替わるように登場したのが「声優」「ナレーター」ブームです。ちょうどコロナが流行りだしたこともあって、自宅で最低限の録音機材を揃えて、原稿読みから収録、整音までを一人で行い、データ便で納品する、「宅録」可能な「声優」「ナレーター」さんたちが重宝されました。

「声優」「ナレーター」ブームが下火になってきた頃、「切り抜き動画」ブームが始まりました。「切り抜き動画」とは、インフルエンサーたちがライブ配信したものを録画し、おもしろい部分だけを抜き出したコンテンツとして投稿するものです。当時はそのほとんどが無許可の違法アップロードでした。

しかしその後、YouTubeやinstagram、TikTokなどのショート動画の登場もあって、「切り抜き動画」ブームは治まらず、インフルエンサーと契約を結び、合法的に動画クリエイターを募集するような会社も登場しました。

「切り抜き動画」ももっと勢いづくかと思いきや、2021年ごろから爆発的に増えた動画クリエイター達も、思いのほか収益に繋がらないぞ…ということで数は激減。最近ではあまり見かけなくなってきましたね。

私としてはそろそろ次の波が来るなと思っているのですが、それらしきものがなかなか出てきません。いろんな「副業」に挑戦してきた方々も、流行りに便乗しても収入には結びつかないんだと感じ始めているのでしょうか?

ただ、私がいろいろと調査をした中では、「広報」がキーワードになってきているように思います。よく見かけるのは「ひとり広報」というワード。もちろん広報のプロフェッショナルの方々もいらっしゃいますが、「宣伝してあげるよー」と言ってしまえば、なんのスキルを身に付けずとも先行投資をせずとも、「広報」としてお仕事をゲットできる可能性もあって、2023年になってから急激に増えているように思えます。

「広報」に関しては私も本職なので、どういう形で「広報」が副業として定着するのか、興味津々です。少しでも追い風になってくれると嬉しいんですけどね。

読んでくださりありがとうございます。サポートいただいたものは映像動画コンテンツ制作費用として大事に使わせていただくと共に、昨年の心臓手術、今年の難病発覚と病院代もかさんでいるので、その足しにさせてください。