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「ゾーン」領域に入ったことありますか?

「ゾーン」という言葉、皆さん聞いたことありませんか?

私が「ゾーン」という言葉を知ったのはアニメ「黒子のバスケ」でした。アニメの中では「ゾーン」という領域に入ったら、動作速度やパワーが各段に向上したり視野が拡がったり未来予測ができたりと、超能力みたいな扱いになっていて、しかもその「ゾーン」に入った瞬間が周りの人間にも視覚的に見えてしまうという、アニメらしいおもしろくてカッコイイけど、とても違和感を感じるものでした。

その「ゾーン」。私自身にも思い当たる節があり、ちょっと調べてみると…

スポーツ記事には独特の比喩や言い回しが躍っています。後に意味が分かってきて、選手の精神状態や心境をよく理解できる言葉もあります。最近よく目にするようになった言葉の一つが「ゾーンに入る」です。選手らは「力を百%以上出し切る究極の集中した状態」の意味で使います。日本語で言い換えると「無我の境地」でしょうか。

引用:朝日新聞デジタル

スポーツの世界では、「ゾーンに入る」という表現がよく使われる。ゾーンとは「集中力が高まり、雑念が消えた状態」ということが一般的な解釈だろう。ただ、ゾーンに入ったアスリートたちは特異な体験をすることも多い。

引用:Sports Graphic MumberWeb

スポーツにおいてゾーンを経験した人は、
ゾーン中に感じたことについて
「ボールが止まっているように感じた」
「時間がゆっくり流れるようだった」
「相手選手の動きを手に取るように把握できた」
「考えるよりも早く体が勝手に動いた」
「戦っている自分の姿を空から眺めている感じだった」
などと表現しています。
ゾーンとは、アメリカの心理学者(ハンガリー出身)ミハイ・チクセントミハイが用いた心理学用語で「フロー」や「無我の境地」、「忘却状態」と呼ばれているものです。

引用:名古屋オーシャンズフットサルスクール

なるほど。実際に「ゾーン」と呼ばれるものは存在しているのですね。もちろんアニメのような魔法のようなものでは無いにしても。

しかし、なにがどうなれば「ゾーン」なのかという明確な定義はありません。当然個人差はあるし見解も人それぞれで、特に容姿が変わるわけでもないから、周りの人たちには「ゾーン」の領域に入ったのかどうか「極度の集中状態」になっているのかどうかなんて、わかるはずもないのです。あくまでも本人の内なる変化の問題なので、もしかしたら本人でさえ「ゾーン」の領域に入っていることに気づいていないかもしれません。

とはいえ、私自身思い返してみれば、もしかしたらあの状態が「ゾーン」だったのではないか?と感じる瞬間は何回もありました。

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鉄の扉を開けてみた

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