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病に翻弄された128日<15>新大陸へ

【ニューマシン登場】

2014年4月18日。前回の記事「病に翻弄された128日<14>車いすの旅」でリハビリの様子を書きましたが、そのリハビリの一環で歩行機デビューもしたんです。歩行機は車いすの立ちバージョンで、立ったままゴロゴロと支えと共に歩くものなのですが、やっぱり入院してからずっと腰に負担を与えないようにしてきたから、さすがにすぐ動きまわるのは無理で、リハビリをする部屋の中をぐるぐると何週か周って終了。

足の筋肉は削げ落ちているし、腰も体重を忘れているから、とにかく負担がすっごい!自分の性格的には、ちょっと無理をしてでもたくさん練習をして退院に近づきたいところなのですが、後退してはもったいなさ過ぎるので、おとなしくドクターストップを受け入れ、次回にゆだねることに。

【食堂内コミュニティ】

車いすになったばかりの頃は、食堂に行くにもリハビリの先生に付き添ってもらっていたのですが、この頃にはだいぶ慣れてきて一人で食堂に行けるようにもなりました。食堂には顔馴染のおばちゃま達が楽しそうにおしゃべり中。ちょっとしたコミュニティが出来上がっているようでした。

私が食事をしようとテーブルに向かうと、おばちゃま達が車いすが入りやすいように椅子をどかしてくれたり、お茶を入れてくださったり。おばちゃま達だって入院患者。何処か悪くされているんだろうに。なにも返せない自分がはがゆ過ぎ。写真は食堂から見えた風景。奥に見える高い建物は、全国的にも有名になった、オッサンみたいな声を出すフクロテナガザルのいる東山動物園(ただいま閉園中)。

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鉄の扉を開けてみた

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