2023年に読んだ文献10選(社会学周辺)
備忘のため残しておく。今年は共生教育論や歴史研究・歴史社会学あたりに多くふれた。
①湯澤規子(2023)『「おふくろの味」幻想:誰が郷愁の味をつくったのか』光文社新書
2月か3月か、実家に戻ったタイミングで地元の書店にてなんとなく購入。新書だしとナメていたが、研究関心を組み立てるうえではかなりインスパイアされた。
料理雑誌を中心に昭和から現在にかけて丹念に分析したもので、「おふくろの味」と呼ばれるものの構築過程を描いている。著者は社会学ではなく歴史地理学の専門だが、歴史研