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芸大卒生がおすすめする、現代芸術の入門書に最適な一冊

現代芸術学んでみたいけど、どれ読んだらいいか分からないな…というそこのあなたへ
現代芸術なんて全く興味の無かった自分が、「これは面白いな」と思った入門書を教えます。

それがこちら


「めくるめく現代アート イラストで楽しむ世界の作家とキーワード」
(フィルムアート社出版)

 
 
 まず、この本をぱらぱらと開いてみると分かりますが、絵や図がかなり豊富に掲載されています。
 著名な現代アート作家とその作品が、豊富な図と平易な言葉で紹介されているのがこの本の特徴です。
 
 これを読むことで、現代アートを鑑賞する時に、この人はどういう考えで・どういう主張でこの作品を作ったのか…というところが理解しやすくなります。
 

 写真の出現を機に変化し始めた芸術表現の中で、 「精神性を秘めた抽象表現」「作品のコンセプトこそ作品の価値とするコンセプチュアルアート」「身体表現を通じて起こる現象などをアートとするパフォーマンスアート」など、作家がどうして様々な表現方法を追求していったのか… 今、活躍されている現代芸術作家がどういった潮流の人なのかも分かります。

 また、現在、制作に悩んでいる芸大生には特におすすめです
 なぜなら、紹介される作家の作品で、共感できるものを追っていると、自然と自身の作品に通ずるところが出てくるからです。
 
 自分の推し作家を見つけ、その作家についての興味を深めていくだけでも、自身の立ち位置を明確にできると思います。
 
 新学期の前、新しい学びのお供に如何ですか?


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