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1人でいるのが辛かったんだ

色々な事が重なって、
何もかもが嫌になって、
この日、私はこれ以上仕事を続けても、うまく行く気がしなかったし、
かと言って、コンビニご飯を買って、家路についても、絶対泣いてしまいそうだった。

何で?と、後から考えても、
よく思い出せないのだけれど、
とにかく、その日はそういう日だった。

働きすぎた。
一緒に働きたいと思った人をハントしそこねた。
そして、親友の結婚が決まった。

ざっと、こんな所か。

好きな人に電話したら、
「今電車です」って言われた。
「後で電話下さい」ってLINE返ってきた。
「後って、何時?」とめんど臭い質問をして見た。
「20時」

それって、20時には家に着いてるって事だね。と思った19時過ぎ。

気づいたら、彼の家の最寄駅にいた。
怖い、怖すぎる自分。

言い訳を色々考えた。
近くで仕事してたんだ。とか。

でも、涙を堪えて、「今から行っていい?」と言うのが、精一杯だった。

なぜか大掃除中の彼を邪魔しないように、ベッドの上にいたら、いつの間にか眠っていた。

何をしたわけでもないけど、1人でいるより、何倍も良かった。
行って良かった。
家に入れてくれてありがとね、

#エッセイ #小説 #片思い

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