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〜 オーダー作品 〜





物語のあるリボン作家『いろいと』です
私の作るリボンには1つずつ物語があります
手に取って下さった方が、楽しく笑顔で続きの物語を作っていけるよう心を込めて作っています
ストーリーは、一つではなくどんどん増えていくもの、これからのストーリーを作るのは、あなた
あなただけのストーリーを楽しんで行って下さい♡
こちらでは、リボンの物語を紹介しています楽しんでもらえたら嬉しいです♪


〜 オーダー作品 〜


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わんわん
わんっ
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今日の私は、最高に可愛い
サラッサラの毛並みは美しく、光の加減で輝きが増すほどの艶やかさ
溶かしたチョコレート色が淡く優しくなった色をした、私のしなやかな体も素敵でしょ?
今日はリボンを付けて、お出掛けへ行くのがとても楽しみ
どう?似合うかな?
ママもお姉ちゃんも笑顔が素敵で、私も嬉しくなっちゃう
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『って、きっと思ってるよね?』
ソファーに座りながら愛犬の代弁をした私は、クッションでうずくまっている君を呼ぶ
声に反応し嬉しそうに尻尾を左右に降りながら、足元に絡みついてくる可愛い君を、優しく抱き上げた
すべすべとほぼずりすれば、それに応えるように私のほっぺたを舐めてくれる
うるうるとしたつぶらな瞳は、私の癒やし
どこにいても、何をしていても君が可愛くてしょうがない
ぞっこんメロメロとはこういう事なのだろうか
私は、いつもよりきつく抱きしめて離さなかった
『ママ私も抱っこしたい』
『えー、しょうがないなぁ。はい』
くーん
『ほら、寂しいって』
『言ってない、私が好きって言ってるんだよ』
二人で親ばかを発揮しながら、大切な君をお互い独り占めしようとする
私と娘を交互に見ている君は、少し困った顔をして娘の腕から抜け出そうとしていた
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しばらく抱っこ攻防戦が続いた後は『リボン』を付けたまま、お散歩へ行くことにした
いつもの散歩コースを、君と娘と一緒に歩く
雲ひとつない青空は、カラッとした初夏の風をより軽やかに運んでくる
少し歩くだけで汗ばむ陽気だ
街路樹並ぶ公園はとても大きく、自転車もあまり入って来ないので、横に少し広がっても並んで歩く事が出来る
『暑い。アイス食べたくなってきた』
『あ、いいねアイス。ママも食べたいなぁ』
『そういえば公園に、アイスの自動販売機あったような気がするよ?噴水の近くの売店だったかな?』
『ほんと?よし、じゃあ1番に噴水に付いた人がアイス食べれる事にしよ!誰が一番かな?!』
そう言って、私は一番に軽く走り出す
すると、アイスは私がもらうよと私の先へと駆け出したのは、舌を出し目を輝かせた君
そこへ絶対私は負けなからと高く太ももを上げ、大きく腕を振りながら全力で追いかける娘
もうすでに息切れし始めている私は、全力で走り出す二人の背中を見送った
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真っ青な空で太陽が眩しくギラギラと、光る汗を称えている
息を整えながら、ゆっくり後を追う私は二人が楽しそうにアイスの自動販売機前で笑い合っているのを見つめた
可愛い笑顔と笑い声が、夏の太陽に負けないくらいキラキラと輝いていた
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