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Uber配達日記2

(これはUVER配達日記の続きです。)


UberEATSで配達することの楽しさ


自転車でUberEATSを配達していると、楽しさを感じることが多々ある。

楽しさを感じる要因にUberで配達すること自体にゲーム性があるからというものがある。

というのは、UVER配達員にはたくさんの評価基準が設けられており、その評価基準が著しく低いと、アカウント停止をくらい、その評価基準がまわりよりも低いだけでも評価が高い人よりも配達注文が来にくいというシステムがある。

このシステムによって配達員の中では評価基準を元にして他の配達員にマウントを取るというような村社会のような現象も起きている。

しかし、このシステムがあるおかげですべての配達員が、商品を受け取る店舗での対応を丁寧にし、配達も汁物などはとくにこぼさないように注意して運び、お客さんに受け渡す時も丁寧なコミュニケーションを心がけるようになる。

この中で自分にとってもこのシステムにゲーム性を感じ、楽しく配達できていると感じる出来事があった。まだこのシステムを知らない時だ。

このシステムは最低でも10人以上のお客さんに評価を受けないと自分の評価が高いのか低いのかの表示がされないようになっている。なので最初の頃は何も考えず商品を配達することだけに注力して自転車を漕いでいた。

しかし、配達を何回も重ねていると自分のプロフィールに64パーセント・危険と書かれた配達員の評価を見つけた。

これはなんだと思い、調べてみるとどうやらお客さんからの評価のまとめらしい。いいね7人、バット4人だった。これは配達員の中では相当低いらしく、アカウント停止されるのではないかというレベルの評価らしい。

しかし、自分には悪い配達をした心当たりがなく何が問題だか分からなかったため、他の配達員の配達方法を調べてみることにした。

すると、自分の評価が低い理由が明確にわかった。

まず、ひとつに配達物の袋をしっかり縛って配達しなければいけないという問題があった。


自分は今までお店に商品を渡された時にそのまま配達して商品を受け渡ししていた。しかし、その方法だと袋が縛られていない時にその商品がほんとに安全かという疑念から食欲をなくす人がいるらしいということが分かった。

たしかに、開けたままだと配達員が中に何をしたのか分からないというような怖さを持つのも知らない一般人が商品を配達するというUVERの方式ならではの事象である。

これを知ってから必ずどの商品も袋を縛って配達するようにしている。

2つ目に商品を玄関先に置き配する時に配達員からのコメントを何も書いていなかったという問題があった。

というのは、もともと置き配をするときはどこに置いたかわかるように写真を撮ってその写真を送信することで配達完了となる手順がある。

その手順の中の配達完了ボタンを押すページでお客さんにメッセージを送れる機能があるのだが、そこでUberEATSの運営側側としては〈商品の置き場所が分かりにくい時にこちらのメッセージ機能で分かりやすく伝えてください。〉というものらしい。

しかし、評価を高くするにはここに〈ありがとうございました〉と一言添えるといいと考えた。

たしかに自分もありがとうございました。と打つ時もあったが、毎回打っているわけではなかった。

そのため、そのメッセージを送ることを徹底することに決めて、さらに、メッセージの内容もただ〈ありがとうございました。〉と送るのではなく、〈誠にご利用ありがとうございました。またのご利用お待ちしております。〉と必ず打つようにした。

3つ目に、玄関先でお客さんに商品を受け渡す時にいかに印象良く受け渡すことができるかという問題だ。

印象を良くするために意識することは大きく分けて2つある。

ひとつは声のトーンをひとつ上げてハキハキと接することだ。

1つ目の理由として声を低くするよりも高く声のトーンを上げて聞き取りやすく接する方が基本的に印象が良くなりやすい傾向がある。

2つ目の理由として体育会系感を出すためというものだ。

というのは、自分のUberEATSのお客さんが見る用のプロフィールには〈体力をつけたくて自転車で配達をしています。よろしくお願いいたします。〉と書いているため、お客さんは体育会系の人が自転車漕いで頑張って配達してくれているんだなという印象で配達を受け取る形になる。

このとき、自分が体育会系のように振る舞わずあ、あ、ありがとうございます~、のようにオドオドしている感じを出すと印象とのギャップにより自分の配達員としての信頼感が減り結果的にそれが評価に繋がると考えるからである。

2つめは丁寧に商品を受け渡すということである。

というのは、たとえば、片方の手でこちらが商品ですと受け渡すよりもう片方の手を下に添えて渡すことで丁寧感が増し、それが同じ配達の方法でも配達全体を丁寧に行ってくれたという印象により繋がりやすいからである。

結果的にUberEATSの配達員評価は64パーセントから73パーセントまで実践し始めた1日目で上がり低評価も1個もつかなくなった。

このようにUberEATS配達には何が悪いのかを突き止めて調べながら自分なりにどうやったら評価が上がるかを考えて実践してみる楽しさがある。

しかし、これは配達だけでなく勉強や、バイト、他の仕事など何事においても当てはまる事だと思う。

なので、この楽しさを感じながら配達以外にも他のことも楽しんで成長しようと思う。


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