テーブル設計入門:Amazon風ECサイトの設計を例に
こんにちは!今日はみなさんと一緒に「テーブル設計」の基本について学んでいきましょう。
テーブル設計は、データベースの基盤となる重要なステップです。しかし、初心者にとっては少々難易度が高いものですよね。でも心配はいりません、一緒に学んでいけばきっと理解できますよ。
今回はAmazonのようなECサイトを例に、テーブル設計の進め方を解説していきます。
1. システムの要件を把握
テーブル設計の最初のステップは、システムの要件を把握することです。このステップで、システムが何をするべきか、どのような機能を持つべきかを明確にします。
今回の例では、以下のような機能があるとします。
商品検索
商品詳細表示
マイページ
ログイン
購入履歴表示
管理者画面
ログイン
商品管理
商品カテゴリー管理
2. テーブルの概要設計(ラフスケッチ)
要件が明確になったら、次にテーブルの概要設計を行います。これはシステムに必要なテーブルとそのカラムを大まかに描き出す作業です。
たとえば、今回のシステムでは以下のようなテーブルが考えられます。
店舗テーブル
商品カテゴリテーブル
ユーザーテーブル
商品テーブル
購入履歴テーブル
3. シナリオに沿ったテーブル設計
テーブルの洗い出しを行う際、やみくもに考えるのではなく、要件や機能一覧に基づいてシナリオを考えることが大切です。
たとえば、商品を登録するところから始めてみましょう。まず、管理者がログインするためには店舗テーブルが必要になります。次に、商品を管理するためには商品テーブルと商品カテゴリテーブルが必要になります。ユーザーが商品を検索するためには商品テーブル、マイページに入るためにはユーザーテーブル、購入履歴を作成するためには購入履歴テーブルが必要となります。
4. テーブル詳細設計(最終調整)
テーブルのラフスケッチができたら、次に詳細設計を行います。詳細設計では以下の4つのステップを踏みます。
カラム名の英語化:各カラムの名前を英語にします。テーブル名は複数形、カラム名は単数形にするのが一般的です。
データ型の設定:各カラムに対して適切なデータ型を設定します。例えば、IDは整数型(INT)、日付は日時型(DATETIME)など。
ER図の作成と正規化:テーブル間の関係性を示すER図を作成し、データの重複を避けるために正規化を行います。
制約条件とインデクスの設定:各カラムに対して適切な制約条件を設定し、検索性能を向上させるためにインデクスを設定します。
まとめ
以上、テーブル設計の基本的な流れを解説しました。この流れを理解し、自分自身で実践することで、テーブル設計のスキルを高めていきましょう。
それでは、次回もお楽しみに!
参考リンク
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