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親子でHSP、ADHD、発達障害グレーゾーン〔高校受験辞めました編〕
今、ゲームとiPadを禁止してから、4ヶ月。
子ども達の家での過ごし方がかなり変わりました。
はじめの頃は、時間の使い方も分からずに 暇だ暇だと言って荒れていた長女。
絵を描くことが好きなので、とりあえずiPadでなく、リアルで絵を描くことをススメました。
本は読まなくなっていましたが、小説や漫画を読むようになりました。
長女だけでなく、一緒に禁止になって巻き添いを喰っている次女も学校から本を借りてきて、めちゃくちゃ読書するようになっていました。
そして、驚いたのは 次女とぬいぐるみごっこで遊ぶようになったのです。
ここ3年はゲームに夢中になり、次女はすっかり
ぬいぐるみごっこをしてもらえなくなっていました。
次女は長女とぬいぐるみで遊ぶのが大好きだったので、今回のネット・ゲームの禁止は次女に取っては棚からぼた餅状態でした。
喧嘩もしますが、今も毎日のように ぬいぐるみで2人で遊んでいます。
なければないで、遊びを考えるのが子ども。
ゲームやネットは、便利だけど、ついつい受け身になってしまいがち。
そして、子どもによっては依存してしまう。
上手く付き合って、知識にできる子もいますが、うちの子は、このままでは逆に飲まれてしまうと思ったので、親が一旦ブレーキを踏みました。
ネットとゲームの世界に入り込んでいた長女から、それらを取り上げてしまったことで、一時は絶望のどん底くらい落ちてしまいましたが、彼女は彼女で学校と両親と向き合い、自分自身を受け入れてもらえ、今はすっかり明るくなりました。
ゲームやiPadがなくなることで、家族でテレビを見たり、話しをする時間も増えました。
禁断症状で暴れていた猛獣が今では、猫のようにスリ寄ってきます。
どんな時もやっていたのは、抱きしめてあげること。嫌がられた時期もあったけど、今では、長女からハグしてくれます。
ゲーム依存は、シグナルでした。
ネット・ゲーム依存の裏にあった長女のストレスをみつけることができたのです。
中1でのドロップアウトは、速いかと思うかもしれないが、早々に高校受験をしないという選択が子どもの心を解放したように思えました。
受験の為に行きたくない学校に通い、受験の為に頑張り続ける。
こんなことを続けていたら、きっと心が壊れてしまうと思ったからです。
幼稚園の時、みんなと同じことができませんでした。
運動会も夏祭りもみんなと一緒に踊ることができずに1人で突っ立っていたり、泣いていたりしてました。
幼稚園のTシャツもみんなと同じ物を着ると気持ち悪くなるらしく、1人で違うTシャツを着ていた長女。
集団行動が苦手で、人に合わせたり、型にハマるということが出来ない子。
この部分が、長女の本質だったことを私達は思い出しました。
自分でどうしたいかは、自分で考えさせる。
長女は、自分にあった環境を自分で選択しました。
転学届を出しましたが、これを受理されるかは、市の判断になりますので今は審査待ちです。
出来れば、支援級希望ですが もし普通だとしても高校受験をしないことを決めたと、担任にも伝えています。
長女の心を尊重することで、変化したこと。
学校は楽しくはないけど、学校に行きたくないとは言わなくなりました。
周囲の視線を気にしなくなりました。
人に恐がることがなくなり、堂々としてきました。
相変わらず、友達もいなく、1人だそうですが、
1人で寂しいとかは思っていないようです。
提出物は、メモを取ったりして、自力でやるようになり、先生のフォローがなくなりました。
よく笑うようになりました。
長女にあのまま、ゲームやiPadを好き放題やらせて依存させ続けてしまったら、現実逃避し続け問題が浮き彫りにならなかったです。
一旦、ゲームとネットのない世界を体験させることで、親子共に気付きが多かったと思います。
HSPもADHDもグレーゾーンも全てに置いて、その子自身が選んで生まれてきた特性である。
治す方や多数派に合わせるように正そうとすることは、子ども自身を否定することになる。
出来ないことがいけない訳ではなく、その子に似合った環境に導いてあげるのが親の役目。
私自身も出来ないことや苦手な事が多くて、学校や勉強が苦手でした。
勉強しないで、テレビばっかり見てはよく怒られていました。
テレビの線を抜かれたり、隠されることも日常茶飯事。
今だから分かるのは、学校・勉強・友人関係など現実が楽しくないから現実逃避をしていました。
ネットやゲーム依存は、楽しいから夢中になるだけではなく、現実がつまらないからかもしれません。
問題が起きた時こそ、子どもと向き合うチャンスだなと感じました。
まだまだ、子どもなのでこれから また何かが変化するかもしれませんが、その時その時で 子どもの気持ちを尊重してあげたいなと思いました。
ゲームとiPadの禁止は、今もまだ続いていますが、少しずつはやらせる方向に考えています。
新商品の心と身体を温めるアイテムの開発費として使わせて頂きます。