見出し画像

親子でHSP、ADHD、発達障害グレーゾーン〔学校編〕


前回の続きです。


精神的に不安定になり、心を閉ざしてしまった長女。


遂に学校を休みたいと言い出したので、2日間休みました。

担任の先生と私は、毎日電話で話し、長女の様子を話しました。

iPadのパスワードを忘れてた話しをし、

宿題や提出物を出さないのは、多分記憶にないからだと言うことを伝えました。

長女だけでは、記憶できない、覚えられないので

私の提案で、私と担任の先生での連絡帳のやり取りを提案しました。

これは、次女の時にやった事例で親が入り確認することで、子どもの意識が変わり、次女は忘れ物や提出物が減ったからです。

親と担任が繋がっていることで、子どもに安心感を与えたことも大きかったようです。

始めは、人に見られた恥ずかしいとか、先生に連絡帳を渡すことすら出来なかった長女。

徐々に担任との関りも安心するようになりました。




そして、WISC検査を受けました。

知能検査にマイナスイメージを持つ方もいるかもしれないが、結果で見えてくる部分があるので私は抵抗はなく、次女の時も面白いくらい特性が分かり、対処方法が分かったので、私は検査結果が楽しみでした。

WISC検査は、IQ、言語理解指標〔VCI〕、知覚推理指標〔PRI〕、ワーキングメモリー指標〔WMI〕、処理速度指標〔PSI〕とありますが、平均値と極端に低いものがあり、特に処理速度指標〔PSI〕が低い為、中学の授業スピードはキツイのかもということを臨床心理士の先生に言われました。

検査結果を学校に報告すると、特別支援級を勧められました。

しかし、本人は拒絶。

その時の長女は、周りにどう見られるかを一番気にしていました。


とにかく良いクラスで長女に合っているという話しを担任から聞き、とりあえず長女は見学という1日体験をすることになりました。

体験した長女は入学後 初めて授業の話を楽しそうに私にしてきました。

中学に入ってから、全く授業についていけなかったのですが、支援クラスの授業が分かりやすかったみたいで楽しかったようです。

その日、担任からも電話をもらい、支援クラスの子と楽しそうに廊下を歩いていたと聞きました。

友達がいなく、誰とも話さないと言っていた長女なので、その話を聞いてホッとしました。


私も後日、特別支援級の先生と話をしました。

先生の数も多く、1人1人を丁寧に見てもらえ、それぞれのペースに合わせてもらえる。

普通級のスピードは、長女にとっては高速で全くついていけず、自信もなくなっていくだけ。

特別支援級に転学すると普通の高校には行けなくなるが、普通級にこのまま通い続けても受験の為に行くような中学生活は、長女には苦痛しかないし、いつか完全な不登校になるかもしれない。

勉強が根本的に嫌いなので、高校受験はストレスだし、ギリギリ高校に入っても辞める可能性がある。

だったら、高校なんて行かなくても良いのではないかと思ってきました。

特別支援級の先生から、芸術系の専修学校があることを教えてもらい、資料をもらい見ていたら希望の光が見えてきたのです。

こう言う学校があるんだ。

高校でなくても構わない。

好きなことをして、気が合う仲間と出会い、楽しい学校生活を送って欲しい。

私はそう思いました。

中学行ったら、高校受験に向かって頑張るのが当たり前のようだけど、高校受験辞めたっていいじゃん。

パパも賛成でした。

私達は、世間体より子どもの気持ちを優先することにしました。

長女に「高校受験はやらなくていい、高校行かなくていいよ」と話しをしたら、長女が解放されたようにその日から、明るくなりました。

本来の長女が戻ってきたのです。

新商品の心と身体を温めるアイテムの開発費として使わせて頂きます。