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自己肯定感について考えた話

Xでこんなポストを見つけて首がもげた。

いわゆる自己分析では、自分を知ることはできない

このからくりを自分なりに分析したことがあった。

例えば、Webデザイナーが向いてます!と判定されたとして、素直に
「私はWebデザイナーが向いてるんだ!」
と胸を張れるだろうか。
きっと自分の決断に自信が持てないはずだ。
自己分析した後、別人のように自信を持つようになることはまずないだろう。

自分自身に自信がない状態で自己分析をしても、結果に自信が持てないのだ。
「リーダーシップの適性がある」と言われても、
それ本当かなぁ?そんな風に思ったことないけどなぁ…
などと考え込んでしまう。

自己分析は本やネットなどで一人で行うことが多い。
自己分析の結果は他己評価なのだが、本や画面の向こうから評価をされてもイマイチ腑に落ちない。
やはり生身の人に面と向かって評価をされた方が実感が湧くのだと思う。

仕事で他人から褒められると「あれ、もしかしてこれ向いてる?」と妙に自信を持てたりするものだ。

他人から頼られるだけでは満足しない?


同じ職場でいろんな人から頼られたら、その仕事が自分の生きがいとなって人生自体が充実しているように感じる。
実際、僕も仕事が生きがいだった時期を何度も経験している。

ただ、それでゴールかというと人間はそこまで単純ではないようで、さらなる高みを目指したくなる。

あくまで僕の場合なのだが、職場を越えて今度は『社会的に』役に立っている実感を得たいという欲求が湧いてくるのだ。

社会的に役に立とうと思ったら、独立、起業をして自分のビジネスを持とうと考えるだろう。
まず、SNSなどで自分のやっていた仕事のニーズを市場調査してみたり、すでに自分以外で同じ仕事をしている人がいないか調べてみる。

そのプロセスを経て何が起こるかというと、ボコボコに打ちのめされるのである。初手で滅多打ちだ。

すでにやっている人、会社はたくさんいるし、むしろ自分以上のクオリティでサービスを提供している。
たまたままだ同じことをしていないと分かったとしても、今度はサンプルがないがために、果たして稼げるのか?ビジネスとして成り立つのかが分からない。

職場レベルでは自己実現していると感じていたのに、もっと広い『社会』という世界に出た瞬間に、急に自己肯定感が劇的に下がってしまうのである。

自己肯定感を保つには…?


では、どうしたら自己肯定感を持ちながら、自分らしく仕事ができるのだろうか。

僕の分析だと3つの条件があるように思う。

・自分にしかできないこと
・社会的にニーズがあること
・稼げること

これらを満たすとき、いわゆる『天職』だと感じるのではないか。

でも、


いや、これメチャクチャハードル高くない??


この3つの条件がタイミング良くガッチリハマることなんてありえるの??


残念ながら、絶望的に、ない。

だから僕は10年以上も自分探しの旅をしている(エッヘン!)


思うに、条件が全てガッチリハマるタイミングを待つよりかは、1~2つ条件がマッチした段階で、残りの未達の条件については今後達成するように頑張るしかないように思う。

未達の条件を達成するまでにモチベーションが持たない可能性はある。
モチベーションが保てるかどうかは、仕事が楽しいかどうかにかかっている。

3つの条件が奇跡的に同じタイミングで満たしたとして、それで十分にご飯が食べられたとしても、ある日ふと「この仕事楽しいのかな?」などと考えこんでしまったら…
と考えると、楽しいかどうかは3つの条件を満たす以前に、大前提となる要素なのかもしれない。

まとめてみる


自己肯定感を強く持ちながら仕事をするには、

・楽しい仕事であること

が大前提。その上で

・自分にしかできないこと(他人による他己評価で見つけていく)
・社会的にニーズがあること
・稼げること

を探していく

ただ、全てを同時に満たすのは激ムズなので、未達の条件は今後自分が達成できるよう努力していく。

んー、ただ正直、
『自分の強みを見つけて社会的ニーズのあることをやろう』
と結論付けてしまうとちょっとモヤっとした結論になってしまう。まだ納得はできていない。

今後、この部分についてはさらに深堀りしていきたいと思う。


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