イキったフリーランスが自爆する話
ぼく、実は福岡で2年ほどフリーランスしていた時期がありまして。
いやー、たった2年だけど濃すぎる2年でした。
何の仕事してたかというと、ITエンジニアとして企業の業務システム開発の支援をしていました。
なぜか燃えてたり(=プロジェクトがうまくいっていない状況)、燃えそうだったりする案件が多くて。
当時ぼくは新米フリーランスだったので、たぶん若いというだけでバイタリティあるだろうと思われ、イキのいいエンジニアを牢屋客先にぶち込もうという判断でアサイン(=メンバーとして選ばれること)されたのでしょう。
つぶやくだけで逝きそうなプロジェクトマネージャー
最初にアサインされたのは不動産系の企業の案件だったかな。
燃えに燃えて、もう若干プロジェクトマネージャーが疲れ切ってましたねぇ。
Xで1日1ポスト(140字)つぶやいたら逝きそうな雰囲気だったので、質問もよく考えて、あまり字数を消費しないように気を使って話しかけてたのを覚えてます。
毎朝朝会っぽい集まりがありまして、20人をいくつかの小隊に分かれて各リーダーが進捗報告するのですが、そのうちの一人が机に突っ伏したまま話してましたね。この人も会話するときは1ポストの字数制限あり。
そのかわりレビューのときは、3000字くらいの文字数でがっつりとメールで返すっていう(笑)
はやく心療内科行ってほしかったな。。。
かくいうぼくは、無駄にメンタルがタフなので、幸いにも鬱にはならず。
常人なら鬱になりそうなポイントはいくつかあったと思います。
貸与PCがメモリ2GBしかなくて、ぜーんぜん開発効率が上がらなかったり、
1時間に1回の進捗確認があったり。
馬〇は風邪をひかないと言いますが、アホはうつにならないのです(キリッ)
そうこうしているうちに、急に別案件に行ってほしいといわれ、不動産案件を離れることに。
ちなみに、ぼくが離れたあとプロジェクトマネージャーは本当に鬱病になってしまったようです。。。
イキったフリーランス、自爆
そしてぼくは新しい案件へ。
九州ではわりと有名な会社の、業務管理システムの開発案件。
既存のシステムを1つに統合しようという、結構ハードル高めのプロジェクトのようでした。
プロジェクトの難易度はともかく、ぼくは若輩者にもかかわらず、チームのリーダー(プロジェクトマネージャーの下につく人)を担うことになってました。
いやいや、ぼく以外のエンジニアさん、ぼくより一回り以上年上な人ばかりだし、そんな猛獣使いみたいなことできませんって!
…とは言えず、若気の至りでハッタリかまして、二つ返事でOKしてました。
あの頃はホント調子に乗ってましたね。
ぼく自身の月単価も満足いく額だったので、生活的にも気持ち的にもとても余裕がありました。生意気ですね~
余談ですが、実は福岡のフリーランスエンジニアとしては至って平均的な金額だったのですが、担当営業の人がすごいヨイショしてくれるので気持ちよくなってました。
営業さん、もしこれ読んでくれてたらまた飲みに行きましょう(笑)←絶対読んでない
ある日の会話で、住んでる場所の話になりました。
香椎とか西新とか。福岡は超コンパクトシティなのでわりとみんな自転車とかバスで通勤してます。
ぼくも当時は西新あたりに住んでいました。
ただ、ちょうどその時期引っ越しを考えていたので、次の物件決まったんですよ~、と。
場所は天神。福岡の繁華街ですね。東京でいうと渋谷、新宿(東京の代表的な繁華街ってどこ?)。大阪でいうと梅田みたいなところ。
物件の話になれば当然家賃の話になるわけで。。。
そこで濁しておけばよかったのに、調子に乗ってぼくは
168000円/月でっす☆彡
と答えちゃいまして。。。💦
これは本当に後悔しかない(苦笑)
福岡の一人暮らしでこの家賃はお高い方(だと思ってます)なのですが、ただでさえチームで一番年下なのに、生意気な家賃を言ってしまったがばかりに、その後大変やりづらい現場に変わってしまいました。
完全に自業自得。フリーランスになってこれ以上の失敗はないかもしれない。
ちょっとミスしたら「ちょっと~!168000円さ~~ん!!」と言われてしまうし、
飲み会でも「どう思います?168000円さん?」とからかわれました。
もちろんからかうレベルのいじりなんですけど、ちょっとやりづらい。これが毎日続くとツラい。
でも自分のせいなのでこんなことで鬱になるわけにもいかず。。。
当時のぼくにはザマアミロと言いたい。
たいして仕事ができるわけでもないのに家賃ごときで調子に乗っちゃって、ホント情けない。爆発しろっ!
天神三越前でホークスの悪口叫んで路地裏に連れていかれろ!
まとめ
フリーランスになって収入が上がったからといって調子に乗ったらダメ。
やりすぎると周りに誰もいなくなります。
どうせ税金がっぽり持っていかれるので、経費0前提で課される税額でも見て目を覚ましましょう。
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