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ドラゴンクエストで考える!最高のチームの作り方(組織論を学ぶ)

「憧れの先輩がいるが、到底同じようにはなれない。ほかにも尊敬できる人はいるが、その人ほどやりきる自信がない。チームでの自分のポジションが見つからない。どうしたらよいのでしょうか?」

といった悩み持つ人は結構多い。
よく相談されるので、組織論の知識を使って考え方というかアドバイスをしたい。
今回の記事は個人の差別化戦略などにもつながるので、自分の強みを見つけたいという人も一度記事を読んでもらえれば、参考になると思う。

■当記事のテーマ
組織の中での自分のポジションの作り方

■ ドラゴンクエストで考える!最高のチームの作り方(組織論を学ぶ)

チームとは何か?

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仕事なり、サークルなり、遊びなり、チームを作る意義について考えたことがあるだろうか?
意義は色々あるが、本質的にチームを作る理由は1つしかない。
シナジー効果で、結果を最大化するため。
これ以外はない。
サッカーはルールで11人と決まっているから、とか会社ではチームで動くことが決まっているからなど、そういう「ルールだから」というような野暮なことはナシでお願いしたい。
そもそもなぜサッカーが11人でなければいけないのか?なぜ会社はチームを作るのか?
その根本的な理由がシナジー効果なのだ。

シナジーとは「ものや事柄、人などが複数存在することで、お互いに作用し合い、効果や機能を高めること」である。
つまり
1+1=2
になってはいけないということだ。
どういうことかというと、二人集まっても結局一人でやっている時と同じ結果しか得られないという事はシナジーではないということだ。
それは、たとえ百人集まったとしても、1+1=2の関係であれば集まる意味がないということを表している。
「同じ価値観の人間があつまったら楽しいよね」
という意見を持つ人もいるだろう。
もちろん同じ価値観の人間で集まればモチベーションが上がり頑張れることもあるかもしれない。
しかし逆に同じ価値観であるが故、雑談が増えてしまい、逆に効率が悪くなるという事もありえるのだ。
ここで言うシナジーとはモチベーションなどの感情を含めるのではない。
機能的な技術やノウハウで1+1=2になってはいけないのだ。
1+1=2の状態を組織論的に表現すると“集団”と呼ばれる。
別名「烏合の衆」や「仲良しクラブ」などと言ったりもするだろう。
要は、集まったことに意味がないといことを表している。
集団とはチームとは似て非なる、全く違う形態なのだ。

ではチームとは何か。
数式で表すと
1+1>2
である。
つまり、二人の人間が集まれば得られる結果は2より大きな3や4にならなければいけないということだ。
百人集まったのであれば200や300に成果が大きくならなければいけないのだ。
つまり、それは集まった人数の労働生産性の単なる和ではなく、その和よりも大きな効果を生まなければ意味がないという事だ。

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