【写真+1行詩+エッセイ】傷だらけ。
人の数より沢山の、傷がある。
いつも明るくて優しくて穏やかな人が、
とてつもない苦労人だった
なんてことが実際に沢山あった。
わたしの数少ない友人たちもそうだ。
人の人生なんて目には見えないものだから、
どれだけ明るくて楽しそうにしている人でも
どれ程辛い過去を背負い、
どんな苦しみを乗り越えて
生きてきたのかなんて絶対に分からない。
分からないからこそ、見えないからこそ、
大切にしないといけない気持ちや姿勢がある。
ひとつしか傷を持たない人もいるだろう、
傷だらけの人もいるだろう。
深い傷に浅い傷、疼く古い傷跡…
でも、無傷の人なんてきっといない。
誰と比べる必要はない、
どんな傷でも、痛いのだから。
だから世界は、人の数より沢山の、
傷で溢れている。
だから世界は、痛みで溢れている。
それを乗り越えようともがく人たちで、
溢れている。
優しい人、
どうか泣かないで。
それでは今日はこの辺で。
最後まで読んでくださってありがとう。
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