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うちの猫はわたしの言葉を理解していると思う、というお話。


以前書いたこの記事に、


正式に引き取る前や引き取った直後
キッチンの調理台スペースや洗面台に
飛び乗って蛇口から水を飲みたがった
という話を書きました。

その記事では、キッチンなどは特に危ないので
代わりに水入れをたくさん用意して
蛇口からは飲ませないようにしたと
簡単に書いたのですが…


今日は、うちの猫は、いやもしかしたら全ての猫が
本当は人の言葉を理解しているけど
知らないふりしているかもしれない、というお話。



わたしが正式に引き取る前も、
引き取ってからすぐも、調理台すぐ横の
ガスコンロの側に飛び乗ったんですよね。

大きくて重いうちの猫が
ガスコンロの押す部分を踏んでしまったら
火が付いてしまうことがあるかもしれないし
留守中はガス栓を閉めていましたが、
家にいる間はキッチンを使うこともあり
そういうわけにもいかず、
いつなんどき、何が起こるかわからないし、
とにかく危ないのでやめさせよう、
どうしたらいいものか…と考えていたのです。

というのも、そこは猫です。
犬とは全く違う生き物なので、
めっ!などと言っても、猫の場合は
何の意味も効果もないんですよね。
むしろ逆効果だと言われています。

どうしたらダメなことが伝わるのかが
分からないので、その時はただ、

「ここはとても危なくて、
君が怪我をするかもしれない。
もしかしたら火がついて
君が燃えてしまうかもしれない、
大火傷してしまうかもしれない、
君がまた*怪我をしてしまうかもしれないし
(*正式に引き取る前に前飼い主が怪我をさせていて)
最悪の場合、命を落とすかもしれない、
そうなってしまったらわたしはとても悲しい。
だからもう二度とここには飛び乗らないで。
わかった?お願いね。約束してね。」

と、子供に言い聞かすように
声に出して話してみたんですよね。

ところがなんと、それ以来
一度たりとも飛び乗らなくなったんです。

引っ越しをしてお家が変わっても、その後
ただの一度たりとも飛び乗っていないのです。

そんなまさか、
またそのうちふいに飛び乗るに違いない
そう思ってなんと丸5年が経過しました。
結局一度も乗っていません。
(今のおうちはIHなので火はつきませんが
乗ってボタンを押してしまえば火のように
熱くなります、なのでその点ではガスコンロと
大差ないとは思います。)

もしかしたらうちの猫は本当は、
わたしの言葉を理解しているのかもしれない。
普段は、ヒト語分かりませんよー
というふりをしているだけなのではないか。
そう思った出来事でした。

それ以来わたしは時々、
彼に真剣に色んなことを話してみています。笑

日常では
「君はわたしの宝物で、大好きだよ。
何よりも大切だよ、どんな時も覚えていてね。
わたしのところへ来てくれてありがとう。」
と毎日話して聞かせています。

この9月、薬の副作用で急変し、
絶食中や毎日看病している間もずっと
「しんどい目に合わせてごめんね、
君がわたしを嫌いになっても、
わたしはずっと君のことが大好きで大切で
それは何があっても変わらないからね、
ずーっとそばに居るからね」
と話しかけていました。
ぐったりしていても、少しぐるぐると
喉を鳴らしたりして反応してくれていました。


普段からそんなふうに話しかけていると
話している最中にわたしをじっと見て瞬きをしたり
(猫が相手を見てゆっくり瞬きすることは
大好きや信頼の印だと言われています)
小さい声でンーと鳴いたり、
ころんとお腹を見せて寝転んで
ゴロゴロと喉を鳴らしてくれます。

「そんなこと、毎日聞いて分かってるよ。」
そう言っているみたいに。


猫はみんな、本当は
人の言葉が分かっているんだろうな。

だって
分からないフリ、
気づかないフリ、
は猫のお得意技ですから。


はーい🐾



それでは今日はこの辺で。


最後まで読んでくださってありがとう。

また気が向いたら、来てくださいね。


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