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服づくり現場の教科書 001 / 企画の仕事って?

「服づくり現場の教科書」プロジェクトについて

「企画の仕事って?」についてはプロジェクト共同メンバーのビクトリアミッカムさんのデザイナーとして歩んできた経験を元に作成しています。
オンラインセミナーと連動しており、セミナーの資料とも連動しているため、有料にて配信します。詳しくは上記のnoteをご覧ください。

ファッションに関わる学校で学ぶこと

15年ほど前の文化服装学院のカリキュラム概要ですが、今もあまり大きくは変わらないと聞いています。

【1年目】基礎の基礎を学ぶ
・服の構造
・縫製の手順
・デザイン画の基礎
・基本的なパターン など

実際にポケットなどのパーツを作成したり、自分でデザインした服を作成したり、基本的なことを学びます。

【2年目】目指したい分野に分かれて専門的なことを学ぶ
・アパレルデザイン科:アパレルデザイナー・メーカーデザイナー・ブランド立ち上げなど
・アパレル技術科:アパレルパタンナー・メーカーパタンナーなど
・ニットデザイン科:企業デザイナー・ニット工場勤務など
・ファッション流通科:スタイリストや販売スタッフなど
・テキスタイル科:繊維商社・生地メーカーなど

学科によって専門分野が違うため、就職先が異なります。ある程度の基礎を学んでから自分のやりたい分野を深められるのは良いことですよね。更に学びを深めたい場合は3年に進んだりするようです。

実際の「企画職」の仕事内容

同じデザイナー職でも、環境によって仕事内容が大きく異なります。
アパレルブランドの中でデザイナーをする場合と、商社やOEMメーカーでデザイナーの役割をする場合です。
就職する際に自分はどちらが向いているのか?の見極めが必要ですが、どちらかというと商社やOEMメーカーの中のデザイナーの方が自分で担当する範囲が広いため、スキルが必要になってきます。
では図解を見ながらご説明します。

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