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新しい自分に変わりたい。を、もうやめた。
自分を変えたい。
そう思ったことはないかな?
私はたくさんあるなぁ。
変えよう。変わりたい。
「恋人に見合う自分になりたい!」
「親の期待に応える自分になりたい!」
「仕事で求められる自分になりたい!」
それはね、今思うとワクワクしてウキウキして、喜びや好奇心みたいな気持ちから出ている「変わりたい♪ 変わるぞ♪」ではなくて。
なんかよくわからない焦燥感や、不安や、そうならないとダメ、だってこうするべきでしょっていう感覚からくる、恐れからの「変わりたい_:(´ཀ`」 ∠):」なのね。
「こんな私、いやだ!」
「だから、変わりたい!」
心の中で、黒と白がはっきり分かれている状態。
良い自分は存在して良くて、ダメな自分は存在を消そうとする。
全てが自分自身なのにね。
ただ、私はこの気持ちのおかげで、色々なスキルを身につけたし、実際に見た目や習慣は変わった♪
過去の努力が、とてもありがたい。
それと同時に、こうも思う。
だから頑張りすぎて体を壊したね。
うまくいってる人に嫉妬して苦しかったね。
遊んでいるときに、あの人はこの時間もっと努力してるって、楽しみきれなかったね。
そんなこんな、
なんと鬼畜!!な価値観を、持ち続けるのは辛かったね。
自分を変えよう!高めよう!スキルを身につけよう!
一見とてもポジティブに見える。
ただね、どんだけ自己肯定感を上げようとしてもね、外見が変わってもね、スキルが高まってもね、大切な人や恋人が出来てもね、
本当の、本当の、本当の、本当の、本当の私は、だめだ!
って思ってる感覚があった。
私が最終的に取り組んだのは、
「本当の私を、私がどういう存在だと思っているか?」を、
マイナスからニュートラルにすることだった。
プラスにするんじゃないのが、面白いところ(笑)
心理の世界を学んで気づいたのは、自分を変えよう!高めよう!身につけよう!じゃなくて、
必要だったのは、本当の自分の感覚や存在に戻ることだった。
自分の感覚っていうのは、「こうした方がいい」の方法論ややり方の前に、
「自分の体に、今何が起こっている?」
「私はいま、どう感じる?」
そんな質問で引き出されるような、「今、ここにいる私の感覚」。
そうやって鍛錬していくと、自分の好き嫌いがはっきりわかる。
もういてもたってもいられない。
自分の感覚で、ほいっと選んだ。
何か、重いものを持ち上げるような、一生懸命自分を押して進むような「変わる」じゃなくて。
ほいっと。あらよっと。
「昨日の自分よりも、より私らしい私になること」が、傍目から見て「変わったね」と言われるだけ。
ただそれだけの話だった。
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