Column_s#1 ある日の保健だよりから
今回のテーマは、#リフレーミング
2年程前に書き溜めていた文章を掲載させていただきます。
リフレーミングは、学校教育や子育ての分野に限らず、実生活の全般で活用できる考え方であり、生き方です。ちょっと検索するだけで、専門家によるたくさんの解説が出てきますし、様々な見方の例が出てきます。
「どうしても最近ネガティブになってしまって…」
「つい子どもにイライラして注意ばかりしてしまう…」
そのような方には特にヒントとなる方法です。
はじめに 一枚のおたより
6月のある日のこと。下校してきた我が子が、ランドセルから何枚かのおたよりを出しました。その中の保健だよりを読んだときの話です。
お便りの上の方には、「二計測を行いました」というタイトルがありました。例年ですと4月に行う二計測(身長・体重の測定)を、ようやく6月になって実施することができたという内容のようでした。
この後に続く文章を、ぼーっと眺めるように読んでいました。ところが、話が展開されるにつれ、養護教諭(保健室の先生)の文章に引き込まれている自分に気が付きました。冒頭を読んだ段階では、「二計測一つとっても、コロナ禍の中では実施する苦労がある。」という話だと思っていたら、少し違ったのです。
リフレーミング(物事を、違う枠組みで見ようとする)
この保健だよりを読んだ後、「そういえばこの前の3月に配られたおたよりにも…」と思い出して、読み返してみました。我が子の小学校の養護教諭は、その年に異動がなかったので同じ先生です。昨年から、そう言えば「いい文章を書くなあ。素敵なおたよりだなあ。」と感じていたことを思い出しました。
以前のおたよりには、「今大人がすべきことは…」と題して、コロナ禍の中我々が意識するとよいポイントが掲載されていました。そのうちのいくつかを引用します。
40年生きてきて、自分のことがだいぶ自分で分かってきたとは言え、
どうも思い描いたように心と身体が動いていかないなあと感じる時期もあります。ネガティブになりがちな、そんなバイオリズムのときはやはりあるのです。リフレーミングをちょっとだけ意識して今日を過ごしてみようと感じた、そんな1枚の保健だよりの紹介です。
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