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第11回 Flowers×新陵東小1年生

▶Flowersによる生活科【アサガオ】の出前授業開催‼

✅実施児童数のべ ▶▶ 747名‼
✅出前授業トータル ▶▶ 11回目‼
✅24年度トータル ▶▶ 3回目‼

5月晴れの気持ち良い日に、札幌市中央区にあるFlowers株式会社さんのご協力のもと、新陵東小学校1年生42名との出前授業が開催されました。

授業前半は、お花のプロであるFlowersさんから、実際のお花を手元にいただいて、話を聴いたりいろいろな種類の花びらを触ったり匂いをかいだり…という体験的な活動を行うプログラムです。

授業の後半は、小学1年生が行う【アサガオ】のタネまきの時間です。お花屋さんにたくさんサポートしてもらいながら、1年生の子どもたちが自分の鉢に、一粒一粒大切にまく学習。さあ、子どもたちにとってはじめてのお花屋さんとの出前授業が始まります。

プロと学ぶ出前授業へ、ようこそ‼

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# ゲストティーチャーご紹介

◆企業名:Flowers株式会社
(bloom & grow Flowers)
◆住所:札幌市中央区北4条西11丁目

『春になると札幌近郊で栽培した新鮮な野菜がぎっしりと並び店内を彩ります。淡いグリーンのドアが目印です』という店舗ホームページのご紹介通り、北海道の季節のお花を中心に地産地消の地元お野菜も並ぶ、素敵なお花屋さんが今回の出前授業の講師です。
◇身の回りにあるお花を見て『キレイだな!』と感じたり、『アサガオを大切に育てたいな…』と感じたりする、素直で子どもらしい感性を大切にしたい…。授業者の願いが子どもの心に響く、すばらしい学習の機会になりました!

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(聞き手:irodori Factorys代表 佐藤)

# 植物について学ぶ気持ちに切り替わる

―——授業のはじめ、子どもたち一人一人に花びらを渡しました。それはどのような意図だったのでしょうか?

(ゲストティーチャー:以下GT)一人一人に花びらを渡した理由は、「今日の授業は植物についての学習なんだよ」ということを1人1人に伝えるためです。最初に渡すことで、植物について学ぶという気持ちに子どもたちが切り替わりやすくなるかなと思いました。

―——なるほど。確かに、花びらの入った袋をもらった子どもたちはみんな興味津々という感じでした。ゲストティーチャーとして授業の始めに詳しい話をしなくても、早速植物の世界に入り込んでいましたね。

# 花や植物の魅力に触れてほしい

―——「花びらを光に透かしてみるとね…」と子どもたちに紹介していました。

(GT)花びらがキラキラと光るのです!とても綺麗ですよね。あれは、虫たちを引き寄せるためなんです。こうすることで、虫が効率よく花粉を運んでくれるようになります。子どもたちには、「きれいだなあ!」とか「花って不思議だね!」など、花や植物の魅力に触れてほしいと思って紹介しています。また、植物が生きていることを伝えるために、子どもたちの気がついていない身近な仕組みを伝えようと考えての、「花びらを光に透かす」ということでした。

―——子どもたちは、話を聞いてみんな空中に花びらを透かしていましたよね。その姿がとても可愛らしかったです!

(GT)そうですよね。お金も時間もかからず、誰にでもいつでもできる方法が、花びら遊びかな思いました。学校の帰り道とかおうちでも、道端に咲いている花を観察したり、こうやって花びらを透かしてみたりする子がいるかもしれませんね。


#  人と植物との関わり方は色々あってよい

―——花びらの観賞をしたり手で触ったりした子どもたちに、今度は元のお花を渡しました。「今日は花びらを取ってみてもいいよ」と伝えていましたが、子どもたちははじめ戸惑っていましたね。

(GT)今回の出前授業では、日常生活のお花と、学びのためのお花との違いを知ってもらう良い機会だと考えたので、「花びらの状態」→「花」→「触る・崩す」→「家で飾る」というように授業を構成しました。日常生活で子供たちは、お花は大切に扱うようにと教わっていると思います。しっかりと花と触れ合い、楽しむことも大切にするし、最後は自宅で飾って大切にするという流れです。

―——確かに、「かわいそう」とか、「本当に花びらを取ってもいいの?」と言っている子も何人かいましたよね。でも、一人一人が、日常生活ではできない特別な体験を通して、興味深く花と触れ合う様子がとてもよく分かりました。

(GT)そうですね。花びらをとって楽しんだ後のお花は残念ながら単なるゴミとなります。そういったことも含め、そのまま体験をしてもらいました。授業で子どもたちにも話をしましたが、花びらを家に持ち帰った後は、枯れていると思います。その経験の後だからこそ、ご自宅で花を飾り楽しむこともできたと思いますし、長く楽しむ方法も知ったと思います。

 「植物を大切にする」ことは、どの方法を選んでも人の都合にあう形で植物を扱うことになりますから、個人的には、最後は人と植物との関わり方は色々あってよいと思っています。だから、花屋の立場として「花は必ずこのように扱ってね」と答えを伝えるのではなく、自分次第で方法を選べる印象にしたいと思いました。そうやって自分で考える方が、楽しいですよね。

―教室横のスペースでは学習の素材となるお花の準備をー


# タネに魔法をかける

―——2時間目は、外に出て実際に一人一人のタネまきをお手伝いしました。

(GT)ゲストティーチャーとして、子どもたちの身近なポジションで一人一人と関わると、いろんな子がいて楽しいですね。みんな一生懸命に土や肥料を準備したり、大切に一粒一粒タネをまいたりしていました。

―——これから毎日水やりをして、大切に育てて、初めて芽が出たときの1年生は、とても喜びます。

(GT)私がタネに魔法をかけておいたので、みんな芽が出ます(笑) これから芽が出て元気に育ってきたら、ぜひまたみんなのアサガオを見に、学校にお邪魔したいなあと思いました。


# 出前授業を終えて…

―——子どもたちの前で話をしたり、一緒になってタネまきをしたりした2時間の出前授業でしたが、終わってみていかがだったでしょうか?

(GT)今回の出前授業を通して子どもたちに感じてもらいたかったことは、学ぶ楽しさや、育む楽しさです。花びらを観察したり、お花を使って特別に遊んでみたり、そういった「感動体験」を子どもたちにはぜひ味わってもらいたいと思っていました。

 そのために、視覚、嗅覚、触覚などの五感を使い、色、香り、触れるなどの、五感で感じる瞬間が生まれる活動を取り入れました。「人の温もりを感じる」といった表現があるように、「植物を感じてもらう」ためです。

 授業の様子を見ていると、子どもたちは人それぞれ、花びらや元の切り花を使って楽しんだり、感じたりしてくれていたようで、授業をしてとても楽しかったです。今回の授業もきっかけにして、花や植物を多角的に捉える視点を持ってもらえたら嬉しいです。

―——これから、また出前授業などで子どもたちと関わる機会もありそうです。今後に向けてのお気持ちなどあれば教えてください。

(GT)可能な限り、情報は本物から得てほしい、と私は思っています。花であれば、実物に触れて感じてもらいたいと思います。人から聞いたりスマホで調べたりするだけの情報では得られない体験や気付きが、必ずあります。そういう本物から学ぶ経験をすると、身の回りの物事に興味関心をもつ心がもっと育つと思います。花に限らず、いろいろなことに興味をもてる子になってほしいですね。
 
 今後、お花の出前授業を続けていく上で、個人的な目標としては、「自分の心にその花があるかぎり、その花が死ぬことはない」ということを伝えられる授業をすることです。

―——花びらと同じように、子どもたち一人一人の目もキラキラと輝くとても素敵な授業となりました。ありがとうございました!

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▶▶出前授業 ゲストティーチャー/企業ご紹介

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