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こわばりは雪解けと
2023年の5月あたりから年末にかけて
今までずっと一緒にいたはずの自分という存在が
わからなくなった。
今までの自分が何の違和感もなく
とっていた行動や言動、信頼関係の築き方や
そもそもの価値観というものに疑問を持ち始めた。
はじめは何がどうなっているのかわからず
怒りや嫌悪感をコントロールするために
歌を歌うことや絵を描くことに没頭した。
しかし、いつの日か声が出なくなり
描きたいものがなくなり
ついには人と目を見て話すことができなくなった。
何も楽しいと思えなくなっていて、
1人で外に出ることも怖くなり、
気持ちを書き出しても
苦しいことしか出てこない日々だった。
そんな自分がさらに嫌になり
何もかも終わりのように思えた。
何か今日は一つでも変えられるかも!
と思って外に出てみても
自己嫌悪が邪魔をして、空回りしてばかり。
どんどん周りの人が離れていくような感覚に陥って、いっそ単独事故でも起こしたら楽かもしれないと車を飛ばした夜もあった。
どうにもならなくて、人のせいにした時もあった。
もがいてもがいて
どうしてこうなってしまったんだ。
どうしたらいいんだ。
と考えれば考えるほど
身体中がこわばり、心までもこわばり
身動きが取れなくなった。
ひどく怖かった。
そして日々をただ懸命に、自分であることから逃げずに、生き続けることしかできなかった。
ある日 こわばりは雪解けと共に消えた
2024年に入り、冥王星が水瓶座に入った頃。
少しずつ今までの苦しかった時間が何だったのか
わかりはじめた。
わたしは変わりたかったのだ。
きっと心も身体ももうとっくに知らせてくれていたのに、わたしは自分が自分でなくなるような感覚にひどく怯えていたんだと思う。
ただそれだけ。
抜けた先の今は、光だった。
こんなにも日々は美しいんだと。
こんなにも愛に溢れているんだと。
何をしたわけでもないけれど
あの時間がここにわたしを
連れてきてくれたのだと思っています。
もし暗く悲しい日々が続いていても、
どうかあなたがあなたであることを否定したり、
傷つけたりしないで。
いつでもわたしはここにいます。
saaya
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