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恥とは何か?

そうそう、なぜ私はこの本を読んでヴァルネラビリティに対する自分なりの理解を深めたり、わざわざnoteに書いていこうと思ったのか
その話を除いて進めていくことはできない。

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こちらは前回書いたもの↑

私は自分の繊細さが好きじゃない。

このことに気がついたのは、だいぶ大人になってからだ。
なんならこの数年の話だ。

目をつむり、過去を思い出してみると
根拠のない自信に満ちていた自分の姿を思い出す。

自分の人生はなかなか良いと信じて疑わなかった

だけど、裏を返せば
都合の悪いことは見ないふりをして、
自分に都合の良いことしか見ていなかった。

全てを巧妙に人のせいにして、
自分は何も悪くないと信じていた。

心の内側にこっそり隠してしまっていたのは
焦燥感や、孤独感そして、大きな欠乏感。

そして共通点には、恥じるような気持ちがあった。

***
父がALSの診断を受けて母や弟が自宅で看護に奮闘していたとき、
自分は安全な場所から、痛みが少ないことにしか関わってこなかった。

旦那さんと離れて暮らしていた頃、
彼の気持ちに気づかないふりをして、好き勝手して過ごしていた。

セクハラやモラハラ、大したことないと気にしてないふりをした

異業種交流会のような場で、肩書きや実績に自信がないことを隠し
それを恥ずかしく思う気持ちに気がつかないふりをした。

***

そんなふうに蓋をしてしまった、本当の声の数々。
今思い返せば、特にこの数年は本当の声の一つ一つに向き合ってきた。
嫌がって逃げ回る何かとそれを守ろうとする巧妙な言い訳。
そんな自分の小狡さに苛立ちwそして時々おめでとうと自分にハグしたくなる。
(なにこれ?w)

そのプロセスを振り返ってみると
自分との信頼関係を取り戻す道だったんだなと思っている。

そんなこともあって、この本を読んだ時、
ああ、そういうことなのかもしれないと
どんな本よりも深く沁みた。

手探りでやってきたことを整理してもらっただけでなく、
この先向き合っていく方向性について(恐ろしいことにまだまだ先があるーー!と思った)
大きなヒントと励ましをもらったのだった。

そしてとても癒された気持ちになった。

特にこの一節には、固った心が解けるような明解さがあった。

恥とは、自分がしたこと、しなかったこと、
理想に到達できなかったこと、目標を達成できなかったこと(がある)ゆえに
人とのつながりに(自分が)値しなくなるという不安

『本当の勇気は『弱さ』を認めることより』


私たちは不安とともに日々を過ごしている
それは、何か大切なものを失ってしまうんじゃないか、という
気持ちの裏がえしではないだろうか。

それは、寄せて返す波のように、消えては無くならないのだ。

だとしたら、どうしたらいいの?

そんな戸惑いの気持ちに、
この本が具体的なアドバイスと力強い励ましをくれるように思うのだ。

だから、自分も深めたいし、自分と同じように葛藤をしている人にも、
これいいよ的に広めていきたいと思ったんだった。

では次回こそ本編にw 今日はここまで。


読んでくださってありがとうございます。 みなさんのお役に立てる記事を心がけていきたいと思います。