芋粥の流儀
さつまいものおいしい季節ですね。
実家でよく食べた芋粥を思い出します。
祖父が大好きなんです。
甘いものに目がない祖父ですが
特に芋に至っては芋粥はもちろん
干し芋、焼き芋、スイートポテトなど
さつまいも無双状態であります。
とはいえ私は
芋粥をあまり好きではありませんでした。
ごはんに甘いものを合わせるのが
納得いかないというか腑に落ちないというか。
同じ理由でかぼちゃも得意じゃなかったような。
しかしある日祖父から
「芋粥は魚に合わせるとうまい」
と教わったことから
わざわざ自分で芋粥を作るほどに。
焼き魚がたまらないんです。
ホッケや鮭も美味しいんですけれど
青魚が絶妙にいいんです。
アジ、サバも美味しいし秋刀魚がまた最高。
醤油をたらして、レモンをかけたり
一緒にいただくのが不思議とすごく合う。
なんでなんでしょうね。
今日はお魚焼くの面倒で
いりこを炙ってお醤油たらしたものと。
それでも合うんだもんなぁ。
ちなみにお赤飯には煮魚。
これも祖父のこだわりなんですが
どうしたらこう合うのかしら?
という絶妙な味わいになるんです。
煮汁をかけてサラサラやっても
完璧なマリアージュ。
さすが祖父。
もしかしたら私の味覚は
祖父から英才教育をうけているのかしら。
でも甘いものはあそこまで食べられない。
嫌いじゃあないけれども。
今では甘みのある野菜も美味しく食べられるようになりました。さつまいももかぼちゃも。
かぼちゃは学生時代の頃
安いからと手を出して塩味や香りの強い味付けを施してから食べられるようになりましたし、果物を使って白和えやサラダを作るように。チーズやお味噌と合わせたりなんかして。
うん、お酒を飲みだしてからかしら。
日本酒やワインに合わせてごはん、いやアテを考えるようになってから味覚の幅が広がってきたのかもしれませんね。
幸せな拡張です。
さて。
これからしばらくさつまいもを楽しめそう。
次の芋粥はアジでも焼こうかしら。
残ったさつまいもはブルーチーズと合わせてサラダにしようかと思います。
軽めの赤と合わせようかな。
楽しみ楽しみ。
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