この本を読み終える頃には、ラテン語がいかに身近な存在であるかに気づいているでしょう|『世界はラテン語でできている』
という、ラテン語研究者である著者・ラテン語さんによる書籍。
現在では、ラテン語を母国語とする人はなく、西洋圏の人は勉強してるんだっけ?
という印象だが、意外にもラテン語は今でも、私たちの生活に深く根付いている。
この一文を読んで、思い出した。
「ポストアポカリプス」という言葉(Post Apocalypse:Apocalypseは黙示録という意味。黙示録後、転じて終末後、という意味で使われている)の、「ポスト」って何? と思ったが、英語の直訳だと「役職」とか「郵便」という意味しか見つけられず、
ということにようやっと辿り着いたのだが、これはもしかしてラテン語から来ているのではないか?!
他にも、ファクシミリ(ファックス)はラテン語で「似たものを作れ(fac simile)」という意味だ、とか、ニベアは「雪のように白い(nivea)」とか、身近なものの名前や、世界史、政治、宗教、科学にまつわる様々なラテン語に、
そういうことだったんだ! と目が覚めるような1冊です。
X(旧Twitter)じゃなく、noteもやってらっしゃった。
著者は ラテン語さん
Xをやってらっしゃるとのことで、覗きに行ったら。
noteもやってらっしゃいました!
出版社は SBクリエイティブ
掲載誌・レーベルは SB新書
発売は 2024年01月
私の感想読んでる場合じゃない
そして、私も感想書いてる場合じゃない(笑)。
noteにもディズニーファンには垂涎の記事をたくさん投稿されています。
とりあえず、興味を持たれた方はnoteを読んでみてはいかがでしょうか。
私の拙い感想読むよりずっと良いです。
私も読みます。
感想書いてないでもう一回ちゃんと読み返したい。いや、読み返すべきだ。
やはり、書籍の方が情報量が多いので、最終的にはより楽しめると思うのですが。
私自身、ラテン語以前に英語もサッパリなので、せめてもう少し英語がわかれば理解できた部分もあるものの。
そんな英語サッパリな私でも楽しめる1冊でした!
特に、「17世紀にローマ市民権を与えられた日本人」という節では
アルファベットで書き残されていると、当時の発音がわかるのか! と、感動しました。
漢字の読み方って、古い文献はふりがななんてないので、もしかしたら、もっと読み方の違うものが存在するのかも。
他には、「ゲームに出てくるラテン語」で
カルミナ・ブラーナが出てきますが、私、高校生の時にこのオルフが作曲したカルミナ・ブラーナの「おお運命の女神よ」を(合唱で)歌ったことがありまして。
この時、歌詞が全く意味の分からないアルファベットの単語で、誰かが先生に「何語ですか?」と聞いたら、先生の回答が「古い英語みたいなものです」ってものだったので「日本で言う古文みたいなものか?」と思っていましたが。
ラテン語じゃん!!
当時は全部カタカナを振ったものの、全く意味の分からない呪文のような歌詞を四苦八苦しながら丸暗記したのですが(笑)
おかげで、今でも歌える。
実はもっともっと身近なラテン語が本書ではたくさん紹介されています。
楽しみを奪ってはいけないと思い書いていませんが(笑)
こんな言葉があったんだ! こんな言葉だったんだ!とページをめくるたびに発見がある楽しい1冊でした。
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