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もっと、言って

最近、周囲から言われ続ける一言だ。
言ったら言ったで色々言われることもあり、バランスが掴めないのだが、選択肢が増えたことは事実だ。

我慢すればいい

これが私の基本的なスタンスだった。起因は過去にあるが、話して何か言われるくらいならば、黙っていた方がいい。言われても困るだろうな。だから、黙っていよう。そうして溜め込み、我慢していることが多かった。
それは、体調に関することも同じだ。頭が痛い、お腹が痛い、足をひねった…等、誰にでもあることでさえ、周りに言うのは気が引けた。だから、自分にとって一番の体調不良は口にできずにいた。寧ろ、仕事の場で言ってはいけないと思っていた。

私にとって一番悩ましい不調は、生理(不順)や不正出血にまつわることだ。言いづらさだけでなく、一見わかりづらく、周りからも理解されにくい。どちらかと言えば、生理痛の方が理解されているように感じる。言えずにいて、人知れず痛みやだるさ等の不調に耐えていた。

話してみると、意外と…

この1年、周囲に不調のことや不調にまつわる悩みを話すことが増えた。仕事に影響が出る(定期的な通院が必要)ことがきっかけだが、話してみて思ったのは、

  • 男女問わず、理解しようと何ができるかを考えようとしてくれる人が少なくない。

  • 事実もだが、それ以上に気持ちの部分を聞いてくれる。

ということ。話してみると、何も言わず我慢するよりも、話す・サポートを得る・代わって貰う・休む…等、選択肢が増えた。さらに、調子が悪い時でも「わかってくれている人がいる」という安心感を得ることができた。

ただ、まだ全てを話せる訳でない。当然のことだが、相手によって言える範囲も違うから言うことが違う。周りもそのことに気付いている。だから、言われる。「もっと、言って」と。

#我慢に代わる私の選択肢

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