コー湿原(marais de Kaw)、ワニと泳ぐ
仏領ギアナで私の中では一番の観光地、コー湿原。
仏語ではマレ・ドゥ・コーと言う。
ここへはツアーで行くしか方法がない。
ツアーはカイエンヌの旅行代理店で申し込むか、ネットで申し込む。
ツアーをオーガナイズする会社は大きく3つかな。
現地で宿泊できるツアーと湿原ではなく陸に戻って宿泊のパターンがある。
どちらも試してみたけど、どちらも夜間ツアーがあるので甲乙つけがたい。翌日朝から移動したいなら、陸に戻った方が楽。
私はこの湿原に全部で3回行ってきた。
2度は乾期に。1度は雨期に。
雨期と乾期では景色が全然違う。
というのも、雨期の場合はもちろん水量が多く川の水面が上がっているので、動物たちが奥にまで行ってたりしてあまり近くで見れない場合もある。その分、乾期には行けない奥の方まで行くことができる。
乾期の場合はボートで行く川の幅が狭いので、かなり近くで野生のカピバラを見れたりする。
湿原での宿泊施設は舟の上。
ハンモックで寝るかベッドで寝るか選べる。確か個室も1・2室あったはず。
ハンモックで寝る方が少しお値段は安い。
ギアナに来たらやっぱり普段できないハンモックで就寝とかやってみたら面白いと思う。
コーの川にはカピバラ、水牛、いろいろな水鳥やサル(リスザルやsinge hurleurと呼ばれる鳴き声がすごいサル)やワニが生息している。
この宿泊所に着いたら自由時間だったので、パドルみたいのしてもいいし、舟でゆっくりお茶してもいいし、川で泳いでもいい。
ギアナ暑い上、ちゃんと水着持ってきてたので、私は泳ぐことに。数人泳ぐのを選択し、舟から川へダイブ!
水が茶色なので(アマゾンの川は大体茶色)足が見えず、気分爽快!とはいかないけど、ひとしきり泳いで舟に戻ると、泳がなかった人が
「よくワニと一緒に泳ぐ気になったね」
と。
あ。ワニいるの忘れてた。
でもまぁガイドの人が、泳ぐ?とか聞いてきたので、ワニいても危ないことはないんだろう。
実際、ワニは音に驚いて奥の方に逃げて行った。
ツアーでは湿原にある村にも寄る。何にもない村だけど、一軒だけジュースを提供してくれる場所があるので、南国の果物を使ったジュースとか頼んでみた。ギアナではショウガを使ったジュースとかも結構あるので、ショウガ好きならちょっとおすすめ。
そして、このツアーの見どころは、
夜のワニ捕獲。
ガイドの人が真っ暗な中、懐中電灯の光に反射したワニの目を頼りにボートから身を乗り出してワニを素手で捕まえる。もちろんこのワニは川に戻すよ。まず、真っ暗な中ワニを見つけるのがすごいし、ワニを素手で捕まえるのもすごい。捕まえるのは1mちょっとくらいの若いワニ。目の反射だけでそのワニが大きいのか小さいのかまで判断してるらしい。
そしてワニを持ってみたい人に順番にワニを手渡ししてく。首をしっかり持って頭を振れないようにするのがコツ。
仏領ギアナに来ることがあったら、ぜひコー湿原ツアーに参加してみたら面白いと思うよ!
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