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空白こそが未来をつくる

ひさしぶりのnote投稿です。入江です、すこぶる元気にしています。今日は忙しさと空白について話をしたいと思います。

これまで、スケジュールに空きがあると不安になっていたのですが、それはなにかやっていないと前進していないのではないか、というものがありました。

でも、いまはあえて空白の時間をたくさんつくることが大事だなと思っています。人はタスクが埋まりすぎて、次から次へと仕事をしているうちは視野が狭くなるからです。

じっくり考えなきゃと思ってもその時間がない。次から次へと時間がせまってくる。そんな日常を繰り返していては目の前のことしかできません。

MENTAのチームを半分に

今期からMENTAはチームが半分の人数になりました。これまで少人数でやっていたのにいきなり人を増やしすぎて、それぞれが何をやるかバラけてしまったからです。みんながパワーを発揮できない状態でした。

そこであらためて、MENTAの価値は何なのか、ユーザーさんが求めていることに答えるにはどうしたらいいか?をしっかり考えて、必要なことを実施していく、そのためのアサインを考える順番にしたのです。

人が減るとそれまでできていたことができなくなります。例えばMENTAでは定期的なイベントを行っていましたが、やらないと決断したり。この機会に整理をして一番やるべきことは何かを考えるようになりました。

やることをシンプルに

まず改善をおこないました。具体的には登録率を上げるための改善を1-2ヶ月くらいやっていたのですが、ここははっきりと成果があらわれ、それまでより3倍も登録数を伸ばすことができました。

ここでいいたいのは、大事なのは「登録率」がどうこうではなく、やることを決めることです。いままではあれもこれもやったほうがいいと手をつけていたものを、ここからは「登録率」を上げることだけを考えてPDCA回すと決めて取り組んだのでした。

「登録率」を上げようとすると、ユーザーのことを考えるようになります。どんなユーザーさんがきていて、どんな情報があれば登録したいと思ってもらえるのか、わかりにくいところはないか、などなど。

いろんなことを同時にやるのではなく、やることを決めたら、それだけをやっていくことで一点突破力が高まることを実感したのでした。

やることを決めるための空白

さて、やることを決めてシンプルに取り組む、それはわかったとしても、「何をやるか」こそが大事です。

それを決めるために「空白」の時間、考える時間が必要です。ユーザーのことを妄想していく中で、今やるべきはこれなんじゃないか?を考えていく時間です。

これはぼーっとしている時間に思いついたりします。仕事を詰め込みすぎるとこういったことを考える時間がもてません。

そして考える材料はユーザーさんにあります。MENTAでもアンケートはもちろん合計100名近いユーザーインタビューを行わせていただきました。

実際に声を聞くのが一番です。そこからいろんなヒントをもらっていくことで解像度が上がり、これが必要だ!はおのずと見えてきました。ここから仮説をたてて検証をしていくが黄金のパターンです。

ゆとりを毎日の中にいれていくこと、集めた情報から課題を知り、解決策を考える時間をじっくり持つことこそが、明るい未来をつくっていく資源になると思ったのでした。

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