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新入社員3つの特徴を捉えたコミュニケーションのポイント〜その①

4月1日から連日、
新入社員研修で走り続ける
コーチング・オフィスfumfum
いりさわのりこです。

今年も前半は主に新入社員研修、
中頃からはリーダー面談や
管理職のための面談研修など
春の人材育成まつり!

人が育つ現場に立たせていただけること、
自分自身も成長できること、
毎年感謝の気持ちでいっぱいです。

さて、ここ数年の新入社員、
私は3つの特徴があると感じてます。
その特徴を認めて、伸ばすのは
上司の腕の見せどころ!

私も研修では、この3つの特徴を
踏まえてコミュニケーションをしています。

今回はその特徴①と
私が実践している
コミュニケーションについて
まとめてみました。

特徴① 柔らかな心を持っている


多くの新入社員さんを見ていて感じるのは、
とても素直で、真面目で、感じが良いこと。
そして、他者へ細やかに気遣いをする方が
多いなぁ、ということです。
柔らかな心を持っているんですよね。

第一印象もよく、実際に社員同士の
コミュニケーションを見ていても、
すぐに良い関係性を築きます。
これは、社会人として大切なスキル。

でも、上司から見ると
「素直だけど指示待ちだなぁ」
「自分から質問しないなぁ」
「同期仲良しだけじゃダメなんだよ」
なんて、感じてしまう方、
いらっしゃるんじゃないかしら??
私も上司世代なので、
お気持ちは勿論わかりますが、
その見方、捨てましょう!(キッパリ)

「素直だけど指示待ちだなぁ」

ブブーーー!
「指示待ち部下を作るのは
指示出し上司」です。

新入社員は一つ仕事が終わると
「次は何をすればいいでしょうか?」
と尋ねてきます。
社会人になりたて。
何もわからないのだから
指示をもらいにくるのは当たり前。

でも、少し慣れてきたら、
指示待ち部下にしてしまわないよう、
こんな風に問いかけるのがオススメ!
「今日の仕事のゴールは●●が
〜〜していること。そのために自分が
できることはなんだと思う?」

問いかけることで、新入社員なりに
一生懸命考えます。
この、「自分なりに考える」を
習慣化していくと、
指示待ち部下になることはありません。

もちろん上司が求める答えが
帰ってこないことの方が多いでしょう。
その場合は決して否定せず、
「そう考えたんだね」
と受け止めた上で、
「〜〜だから、まずはこっちを
●時までに仕上げてもらえたら、
〜〜だから助かるな」
と理由を添えて、指示を出せば
新入社員は仕事の進め方を学べます。

ただただ指示を出し続けて、
「いつまでも指示待ちなんだよ、
うちの連中は」なんて言わないように笑

「自分から質問しないなぁ」

主体性がない?
やる気がない?
消極的?
コミュニケーションが苦手?

いえいえ、
そんなことではないかもしれません。
気遣いができる、という特徴を
思い出して下さい。

私も新入社員研修で何度も
「ここまでで質問は?」と問いかけます。
ほとんど手は上がりません。

でも、休み時間に質問に来てくれる方は
結構いらっしゃる。
ある時、尋ねてみたら
「研修中に質問すると、研修の流れや
段取りの邪魔になると思って」と
説明してくれました。
なんという心遣い!!!
研修講師の私にですら、この心遣いです。

この言葉を聞いてから、
質問の有無を問いかける時、必ず
「みんなの前で質問することは
学びや気づきがより深くなって、
みんなのためになる。
誰かの疑問はみんなの疑問!」と
伝えるようにしています。

そうすると、割と早い段階から
手が挙がるようになるんです。

少し前に、新入社員フォロー研修で
聴いた言葉。
「うちの上司、すごいんですよ!
分からないことがあって質問したら、
ごめん、私も分からないから、
ここに聞いて調べてもらえる?と
言われたので、調べて報告したんです。
そしたら、教えてくれてありがとう!
私も勉強になったよ。
これからも何でも質問してね。って
言ってくれたんです。
この人の下で仕事できて最高!って
思いました。仕事めっちゃ頑張ります!」

素敵な上司ですね〜!
質問しやすい雰囲気もできていて、
質問することの意義が伝わってます。

自分から質問したくなる。
新入社員がいるチームでは、
そんな環境作りもできたらいいですね。

「同期仲良しだけじゃダメなんだよ」

果たしてそうでしょうか?
同期が仲良し、というのは
何よりも心強いことです。
早期離職を防ぐ要素でもある。

上司の「仲良しだけじゃダメ」という
言葉の真意は、
「切磋琢磨して高め合って欲しい」
ということですよね。

柔らかい心を持つ新入社員たちは
人間関係をとても大切にしてます。
研修では、たくさんのグループワークや
ペアワークで学びを深めますが、
驚くほど素晴らしい成果を
出してくれます。

そんな姿を見るたび、
人間関係が円滑であれば
心理的安全性が高まり、
活発な意見交換や
アイデア出しができる。
チームで支え合うからこそ
逆境にも強い。
「仲良し」の偉大な力を感じます。

ただ、仕事をする上では、
仲良しプラス「常に仕事の成果を
高める言動ができているか」
ってことが大切!と伝えています。

意見が違っていても伝え合えるか。
耳が痛い意見も言えるか。聴けるか。
どんな場面でもポジティブな
雰囲気を取り戻せるか。
文句や愚痴ではなく
課題解決の意識を持って話せるか。

同期仲良し、最高!!
そのチーム力を仕事で活かして!と
熱く伝えています。

すると研修への取り組み方も
一層レベルアップするのです。

柔らかい心を大切にしたい

私が感じている新入社員の特徴、
その①柔らかい心を持っている。
いかがでしたか?

昭和世代の私たちからすると、
時には心許無く感じることも
あるかもしれません。

でも、その本質を知ると
私たちが新入社員から学ぶことも
たくさんありそうですね。

柔らかい心で、幸せに働きながら、
仕事の成果を上げていく。
そんな新入社員の未来を想像すると
ワクワクしちゃいます!

次回は、特徴その② 納得が大事
について書く予定です。
最後までお読みくださり、
ありがとうございました♪

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