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外側にばかりしあわせを求めていた時代①

わたしは生まれてからずっと「わたしを理解してくれる人はいない」という孤独感のなかで生きてきました。

両親だっているし
兄弟だっているし
学校では人気者でしたし

でもなぜか、私を理解してくれる人はいないし、私の声は届かないし、想いも伝わらないという孤独感のなかで過ごしていました。


どうすれば、この穴が埋まるんだろう
なにを手に入れれば安心できるんだろう
その答えを教えてくれる人はいなくて。。
ずっとずっと探し続けていました。


わたしの祖母と父は、お寿司屋さんを経営していたので、お昼すぎから夜中まで父がいないんですね。

学校から帰ると、父はすでにお店に行って仕込みをしており、私たちが寝静まってから帰ってくるというパターンだったので、父に会える日は日曜日だけでした。

なので、日曜日以外は、母と私と弟の3人で過ごす日々。

ですが、不思議とさみしいという感覚はなく、ただただ「私の声は届かないし、想いも伝わらない」という孤独感だけがつのっていきました。

どこかで、こういったことを父に話しても理解されないし、母に話しても困らせるだけだと知っていたので、私は表面的なことだけを話し、心の中は誰にも見せずに過ごしていました。


毎日学校にいって
お稽古事にはげんで
お夕飯をたべて
宿題をして
お風呂にはいって
次の日の用意をして
くたくたになって眠る。


これだけで1日が終わってしまうのですが、もっと大切なことがあるはずだ!学校の先生や、両親が教えてくれること以外に、もっともっと大切なことがあるはずだと知っていたのですが、それがなんだかわからない。。


誰か教えてくれないかな〜
もっといろんことを知りたいのにな〜
国語とか算数とかじゃなくてさ〜笑

と、当時のわたしは、それはそれは切実な思いで生きていました。

そんな私も思春期になり、恋をするようになります。


つづく
イリス𓆩 𓆪

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