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キスをするときの息遣いに混ざる
湿った白がすきだ
耳のすぐ上
絡む襤褸切れのような夜を
幾つもの縦線が入った爪が
何かを探すようにかき混ぜる
愛を噛む歯ざわりは切ない
絵画が淡く灰色がかる
首すじに肩が
わき腹に腿が
生き物の境界が擦れる度に
わたしたち、輪郭を亡っていく
目は、もう開けなくていい
ここにいるのだ
息継ぎも、できないほどに
いただいたサポートは、詩の世界を盛り上げるための様々なプロジェクトに活用させていただきます!
キスをするときの息遣いに混ざる
湿った白がすきだ
耳のすぐ上
絡む襤褸切れのような夜を
幾つもの縦線が入った爪が
何かを探すようにかき混ぜる
愛を噛む歯ざわりは切ない
絵画が淡く灰色がかる
首すじに肩が
わき腹に腿が
生き物の境界が擦れる度に
わたしたち、輪郭を亡っていく
目は、もう開けなくていい
ここにいるのだ
息継ぎも、できないほどに
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