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朝が来る / 辻村深月

辻村深月さんの、かがみの孤城が面白かったので、違う本も読んでみようと。

いやーーー、面白くて一気に読んじゃった!
かがみの孤城もそうだったんだけど、ストーリーでぐいぐい引っ張られちゃう。
そして、希望を持たせる終わり方なのも、かがみの孤城と同じ感じかな。
そしてこの「朝が来る」も、映画化されてて、ちらっとNetflixで見たのだった。
全然、事前に情報を入れずに読んだのだけど、不妊治療で苦しむ夫婦の描写もすごかったなぁ。
そこから、養子をもらって、というストーリーに繋がっていくのだけれども。

しかし、主人公の一人のひかり、これだけ困っても、実家に頼らないもんかね。
それに、結果として、中学生のひかりを広島に一人で行かせてしまったことから、その後の悲惨な結果を招くことに、、、
あと、実際問題、自分の子どもが髪の毛を染めてタバコを吸い始めたら、「情けない」じゃなくて、何が不満なのか、そして、少なくとも高校を卒業するところまでは約束させるかなぁ。
それでも家出されたら、まぁ、首根っこ捕まえてでも、家に連れ帰るな。
・・・そうかー、、そういう意味じゃ、実の両親が、この小説では諦めちゃってるのか、、、

それと、なんだかんだ、ひかり、まだ、21歳なんだよなぁ。
心さえ入れ替えれば、まだ、全然更生できるというか、間に合わない年じゃない。
そうだなぁ、、、親の協力があれば、何か興味のある専門学校に行くとか、やりようがあると思うのだけど、どうなんだろう。
・・・いや、小説の話だった。。。
まぁとにかく、読後感も良くて面白い小説だった。

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