見出し画像

12.25 カタルーニャ料理でクリスマスディナー

夫は町内会の「カステーイ(人間の塔)」(無形文化遺産)に参加してきました。けっこう人が集まって、最終的に3階建てのビルくらいの高さになったそうです。今年はサグラダ・ファミリアの「マリアの塔」の完成記念とのことで、写真を見たら、みんな青い服を着て、頂上の人が青い星を掲げていました。(ウソ)

そんなこともあって、クリスマスはサグラダ・ファミリアのあるカタルーニャ地方を中心にしたスペイン料理を作ることに。夫が。(※メニューは私が検索)

帰天したジョルディ神父がカタルーニャ人でした。
むかし横顔をスケッチしたのですが、どことなくスペイン人とは雰囲気が違う気がします。▼

ジョルディ

力士のように大柄な神父さんで、駅の階段の上から落ちてきた厚底ギャルを受け止めたことがあったそうです。最近また厚底がブームですが、ジョルデイ神父はもういません。みなさん、気をつけましょう。

《今夜のメニュー》
・モッツァレッラのオリーブオイル漬け
・アンパドラート(白いんげん豆のサラダ)
・よくばりアヒージョ
・ソパ・デ・ガレッツ(パスタのスープ)
・ポルヴォローン(クッキー)

料理説明

モッツァレッラのオリーブオイル漬けは、鷹の爪と塩とバジルを入れてオリーブオイルを注ぐだけ。
瓶詰めで売っている「山羊のチーズのオリーブオイル漬け」の半額くらいでできます。

アンパドラートは「石畳」という名のカタルーニャのサラダ。
白いんげん豆と、赤ピーマン・緑ピーマン・トマト・玉ねぎ・オリーブの角切りが、夏の午後の石畳のようです。白いんげん豆の缶詰めKALDIにありました。

よくばりアヒージョは、牡蠣、たら、たこ、マッシュルーム、ブロッコリーの揃い踏み。
夫は隠し味にアンチョヴィを入れます。あんまりよくばるものではありませんね。具材が多すぎたせいで、互いに密着して煮込みにくかったです。

本日のメインディッシュはソパ・デ・ガレッツ
大きな貝がらの形をしたパスタ「ガレッツ」にタネを詰めて煮たスープで、カタルーニャのクリスマス料理とのこと。タネは、ひき肉とマッシュルームとにんにく。大豆ミートでタネを作ってガレッツに詰めたら、煮ても固まらず、少しずつガレッツの中から流出。白身魚をこねたものも混ぜてあったのですが、まったく意味がありませんでした。あああ……。次回は卵を混ぜてみようということに。
スープのダシは、炒めた玉ねぎ+セロリ+アサリで、めちゃうまでした。

※ガレッツは500gで800円くらいが相場。変に安いのに送料が無料で、会員登録(誕生日なども入力)を求められる通販サイトはフィッシングサイトです。今回、夫が引っかかりかけました。ご注意を!

しかしまさかポルヴォローンが家で作れるとは!
KALDIで偶然「ポルボロンミックス」を発見! むかし教会のバザーで食べたので、「作業が大がかりで大勢で作る、ラードを使ったお菓子」だと思っていたのですが。今どきはラードではなくバターを使うのがポピュラーなんですって!
「ポルボロンミックス」に溶かしたバターを入れて→こねて→小さい球に丸めて→オーブンレンジで焼くだけ。丸める作業も楽しいし、焼けて膨らむのも楽しいです。

初めてシャンパンを飲みました。(2人とも下戸すぎてノンアルですが)
なんだか「勝った」気分になりますね。何にも勝ってないのに。搾取のない世界で飲んだら最高でしょうね。

「次に、カタルーニャの民謡を演奏しましょう。“鳥の歌”です。
鳥は空で“Peace, Peace, Peace”と歌います」(パブロ・カザルス)

クリスマスおめでとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?