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四季折々に美しいこのまちで、天気・気象を感じながら暮らしていこう!【東郷キャンパス】

2024.7.4(木)
北九州市門司区の東郷市民センターで開催された
「大人の学び舎 東郷キャンパス」にお呼びいただき
『暮らしとともにある『天気・気象』を学ぼう!』という講座を実施いたしました。

これは、北九州ESD協議会の『出前講座』制度を活用したもので、当協議会の予算にてぼくたち活動者が派遣されるものです。
北九州ESD協議会のサイトはコチラ!

このリニューアルされたホームページには、出前講座の派遣スケジュールも掲載されていますし、もちろんどのような講座があるのか、そして申込みフォームまでついていますので、是非ご覧ください!

今回、ESDの話も少しさせていただきました!



北九州市の最北端のあたりの自然豊かなこのまち、
少し早めに現地に向かいましたが、ぞろぞろと市民センターに入っていかれる人多数。
あれ?何か催しものがあっているのかな?と中に入ると、
もう早々に!どんどん皆さんが来られています!
皆さん熱心に!早くから来られています!

その驚きとともに、この掲示!

A4紙を貼り合わせて作られています!

とっても素晴らしいおもてなしを受けました。
ありがとうございます。

定刻の10分も前に、講座がスタート(笑)

この『東郷キャンパス』。
およそ2ヶ月ごとに開催されているそうで、いつも学び豊かな素晴らしい講座を展開されているそうです。
なので、皆さん、とても楽しみにして参加されているそうです。

ということで、講座スタート!!

『暮らしとともにある天気・気象』についてです。

これは、オープニングのスライドです。

このとっても美しい雲、ご覧ください!
つい2日前ほどに撮った写真です。

空を見上げれば、美しい雲が、形を変えながら流れていきます。

あの雲は、何であんな形なんだろう?
あの雲は、こういう現象か。
その自然の摂理が少しでも掴めたらステキですよね。

ぼくも、気象の勉強をしはじめて、改めて空を見上げるようになりました。
表情を変えていくその空の様子に、
色んなことを教えてくれます。

雨が降るよ。寒くなるよ。
空の下で暮らすぼくたちに、
大きな大きな自然は、目の前に、頭の上に、いつもあります。

そして、季節は移ろい行きます。

暮らしのなかに時の流れがあり、刻々と温かくなったり寒くなったり、
草花が彩を変え、虫や鳥たちも姿を現したり隠したり。

自然との共存・共生のなかに、ぼくたちの暮らしがあります。

この自然豊かなこのまちで、皆さんはどんな季節が好きですか?
グループに分かれて座っていただいていたので、それぞれのグループで話をしていただきました。

あそこの花がキレイに咲くよね!
田んぼに、稲が植わっていく季節は良い。
黄金色になる季節も好き。
海はいつ見ても良い。特に夏が好き。
畑での野菜や花の成長が楽しみ。
などなど、皆さん、思い思いにお話をしていただきました。

スマホを取り出して、ご自宅で育ててらっしゃる季節ごとのお花をご披露されている方もおり、見せて見せてと人だかりができるほど、好評でした。

とっても良いですね!!
皆さん季節ごとの暮らしの中に生きています。

こんな気象や天気について、キャッチして活かせていけると良いですね!!


見上げる雲の形から、天気を予測したり、
『観天望気』という、暮らしの中で天気を察知する知恵についてもお話させていただきました。

最近は、気象レーダーも発達しているから、スマホひとつ持てば、色んな情報を入手することができます。

つい数日前の気象レーダーを皆さんにご覧いただきました。

数日前?その日は大雨が降ったなんて記憶はありません。
そうなんです、ちょっとだけ『ズレてる』んですね。
目と鼻の先、山口県では豪雨になっておりました。

ちょっとしたズレから大雨になったり、全然降らなかったりします。


人間誰しもが、自分に有利な方に思考回路が回るものです。
でも、なかなかそうはいかないこともあります。
特に災害情報なんかは、そうした気持ちがあるものだと思って見ていたいですね。

災害情報と言えば、今では色んな情報が出て、訳分からんですよね。

実は、『色』で見分けると良いんですね。
色でレベルが分かれており、この色に統一するようにお達しが出されています。

先日の大雨警戒のときも、このような表示になっていました。ほら、色が違うでしょ。


それから、
初めてお話するテーマだったのですが、
「なぜ、門司は雨が多いのか」
ということです。

北九州市は、とっても見事な地形で、大雨が降りにくい地形になっています。
気象を勉強すればするほど、難攻不落な城のようです。

大雨が当たりにくい北九州市にあって、特に門司区は雨量が多いんです。
それは何故かという話を地形的要素に基づいてお話させていただきました。

さらに、
『大雨が降らない』んじゃなくて
『大雨になる頻度が低い』んですね。

どんな気流になると要注意なのか。
そんなお話もさせていただきました。


大雨への備えや、近くでの災害の事例。
そして、地球温暖化の状況や緩和策・適応策についてなど、多彩なお話をさせていただきました。

最後に、『気象クイズ』をさせていただきました。

そのうちのひとつをご紹介しますね。

天気予報は、『曇りのち雨』
マークだけ見ると、右も左も同じ予報です。

行ってきま〜す!って出かける子ども達に、傘を持たせなかったのはどっちでしょう?という問いです。

大人も子どもも、一日、傘持って行動するのはイヤですよね。
『のち雨』がいつからなのか?実は天気予報にはそのヒントが書かれています。

時間帯を分ける用語もありますので覚えておきたいですね!


蒸し暑くなってきました。
これから数日の天気の状況について、少しだけ解説して終了としました。

北九州あたりは、前線が北に抜けてくれて、太平洋高気圧が張り出してきます。
これにより天気は晴れが続くでしょう。
そして、、、、暑い!!!!
いや、熱い!!!のレベルですよね。

熱中症警戒アラートも出ています。
暑さ指数であるWGBTという数値は31を示していて、
最上位の『危険』に達しています。

熱中症は、気温以上に湿度が関係しているそうです。
こまめに気を付けて、元気に過ごしたいですね。


というような、学ぶことが大好きな皆さんによる、アッと言う間の気象講座でした!!

暮らしのなかで、天気や気象とともに、過ごしていきたいですね。



貴重な時間のなか、この記事をご覧いただきありがとうございます。


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