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多数決や縦のチカラ関係ではない合意・議決のプロセス

地域づくりの伴走支援として、色んな地域に行って、入り込んでいます。
今後、この地域でこんなことしていこう!って決めていくとき。

そのプロセスがとっても重要になりますよね。

何をもって、決定とするのか、何をもって合意をとるのか。
とても難しいテーマです。

会社なんかで言えば、社長さんがいて、絶対的な決定があったり。
選挙なんかは、多数決方式で多いものに決定しますよね。

そのような、
縦のチカラ関係や
多数決での決定は、
あんまり良いことないですよね。

どこかで不満が出たり、共感できない人が出てきたり。

これはどのような場面にも通じることなんでしょうが、
特に、思いを持ち寄っての活動。
ボランティア活動や、いわゆる『自治』の活動の場面で、特にこうした縦のチカラ関係ではない集団っていうのがあると思います。

もちろん、会長や代表者なんかの「ボス」が居て、その「ボス」の言ったことは絶対ってなる場面もあるのですが、
そんなボスの権限を横行させてしまうととても危険です。


ぼくも、こうした計画づくりや会議の場でのファシリテーターを務めさせていただくことがありますが、『合意形成の方法』には特に注意を払います。

もっと言えば、この会議の場で決定したことが、この地域での決定として良いの?ということもあります。

例えば、自治・町内会でも、PTAでも、NPO法人でも、重要な決定は、最終的には総会に諮ったりもあります。


こうした、合意するプロセスを重視する。

重視することこそが、参加する一人ひとりへの配慮になります。

密室で、幹部や役員のみで決めたことを、えいやーでみんなに押し付ける。
決定事項として伝える。
それではいけませんよね。賛同者や協力者は減るばかりです。

はたまた、多数決で乗り切ろうとしたとき、
多数派で押し切って、本当はすごく良い意見が少数派に隠れているのかもしれません。
分断を生みかねません。

何でもかんでも多数決で乗り切ろうとするのは危険です。


そうした際には、論点を整理して、みんなに声を発していただいて、意見を因数分解しながら、山崩し的に合意していく作業が大切です。
皆さんで、合意できる共通部分だけでも、決定したものとして一歩ずつ掲げていけば良いものと思っています。

この辺は、ファシリテーションのテクニックの部分ではありますが。


いずれにしても、
『合意するプロセス』というのをしっかり意識しておくことが重要かと思います。


冒頭のイラストは、TOMO|noteさんの作品を使用させていただいています。いつもありがとうございます。


今日もご覧いただきありがとうございます。



ファシリの関係の記事をいくつか貼っておきますね。



<1年前の”今日”の記事★>

おぉ!そうかそうか!
全国での注目記事に選んでいただいたという話ですね。
これは嬉しかったですね。



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