【東大生1人暮らし🏠】女子学生向け住まい支援と目白台インターナショナルビレッジでの暮らし
「今日の夜タコパでもするか〜🐙」
1人上京した初日。まさにワクワクドキドキで寮に入った私に先輩がかけてくれた一言。安心して一気に目の前がキラキラ輝いて見えたのを覚えています💖
地方出身者が東京にある大学に通うには、親元を離れ一人暮らしを始めなければいけません。
大学入学のタイミングって、高校卒業&大学入学、初めての一人暮らし、初めての東京暮らしって感じで、まさに『新生活のスタート』やったな〜
今日は、私の人生を語る上で欠かせない、東大の寮(目白台インターナショナルビレッジ)での暮らしについて書いてみようと思います。
関西で高校生してた頃は、東京での寮生活なんて全く想像ついてなかった。地方女子の強いミカタ、東大の家賃補助制度も紹介します😉
タイトルの写真はミニオンペッパーライス✌️
地方女子が東大を目指すということ
寮の話の前に、地方女子が東大を目指すことについて書きます。
家賃補助制度にも関わるからです。
寮生活の様子が知りたいだけだよーって人は飛ばしてください🐥
えーまず始めに…関西を「地方」と呼ぶことに抵抗あります、私も。関西は地方ちゃうわ!と思ってます。が、東京きて一人暮らししなあかん場所に住んでる人は「地方出身者」と呼ぶことにしましょう
さて、東大に入学する女子の比率はなんと…
約20%
ずっと「2割の壁」って言われてて、私が入学した年が初めて女子率20%を突破したとかなんとか…
理一は初めて2桁のったとか話題になってました。
いや少ない笑
ちなみに交換留学先のオーストラリア国立大学(ANU)は、オーストラリアトップの大学ですが、女子比率は52%!半分!てかちょっと多い!
東大としても、女子生徒、特に地方からの女子を増やそうといろいろ頑張っているのは感じます笑
なんで東大には女子学生が少ないのか…
いろいろあるけど、地方女子として、考えられる理由を挙げてみました。
東大の地方女子が少ない理由
地方からのハードルの高さ
高校生のときの私にとって、東大生はテレビ中の世界やったなと。YouTubeでQuizKnock、こうようイズムなどが出てきて、ちょっと身近になった程度。
それに対して東京出身の子は、身近の知り合いの先輩とかにたくさん東大生がいて、頭よかったらとりあえず東大目指そ〜って風潮らしい。目指すハードルが全然違う!「自分も目指して良いかも〜」って思えるかが大きい気がします。
私は、高1のとき、大阪でいろんな大学の合同説明会みたいなのに行って。東大のブースにいた大阪出身のお姉さんが、初めて話した東大生でした。なんか話そうと思ったけど何聞いていいか分からんくて、とりあえず「大学楽しいですか?」
って聞いたら、
「楽しいですよ。東京行って良かったと思います。」
って答えてくれた。
この一言が自分の中ですっごく大きくて、行ってみよかなって気持ちが芽生えた。初めて東大が選択肢に入った瞬間でした。女子だからという思い込み・圧力
「女子だから結婚出産しても仕事続けられるようにしたい」「地元に帰れるようにしたい」「東大行ったところで何になるん」「女の子だからわざわざ東京まで行かなくて良いよ」「女の子だから浪人してまで大学行かなくて良いよ」
私が言われた言葉、周りで聞いた言葉たちです。広い世界なんて知らない高校生にとって、これらの言葉の影響力といったら…!私はありがたいことに比較的応援してもらえる環境だったと思います。
が、東大に入ってみて友だちの中には、「わざわざ東京なんか行かんで良い」って親に反対された子、「女の子は理系科目向いてないから選ばない方がいい。少なくとも物理はやめとけ」って学校の先生に言われた子もいます。
そんな中で、私の高校では医学部が特に人気でした。
“女子だから”という理由でキャリアを考えるのは大学生になった今もそうだし、上に書いた懸念は解消されていません。女子友だちと集まったら絶対このキャリアの壁の話題になる。
でも、東大に来て良かったと思ってるし、目指す前から可能性を狭められるのは悲しいなと思います。お金の問題
一人暮らしで国立大学に行く
より
実家暮らしで私立大学に行く
方がかかるお金は少ないんです。
前者は生活費月10万円×12+学費50万円=170万円。
私立大学の学費は文系なら120万円ですよね。
生活費も、東京だと家賃光熱費だけで10万円くらいするので、プラス食費交通費…となるともっとかかります。
さらに侮れないのが帰省費用!関西だと新幹線で往復25000円。場所によっては5万円くらいかかります。
毎年1月4日から授業が始まりますが、年末年始帰省して数日の授業のために上京して、成人式のためにもう一回帰るなんてことも…😭
やっぱり、地方から目指すハードルは高い!!!
他にも理由はたくさんあると思いますが、一旦このくらいに。
特に①②の理由は、あまり表に出てこないというか。女子増やそうと取り組みしてる大学側がどれくらい分かってるか微妙なところではあります。
でも見えないところで確実に存在していて、かなり影響力強いんです。
そんな中でも、東大は女子学生を増やそうと頑張ってくれています!
ここで、私も関わりのある2つの取り組みを紹介します!
①女子学生住まい支援制度
なんと!
1,2年生の女子生徒に月3万円の家賃補助がでるというものです!!!
賛否両論ありますが本当にありがたい…ありがとうございます😭
仕組みとしては、
東大が指定する部屋(目白台インターナショナルビレッジor普通の一人暮らしのアパート)が100室ほど用意されている。
入試の日に申込書が配られ、希望順位をつけて申し込み
入試の合格発表の日、午後に電話で住まいについても当選通知がくる
という流れでした。私はこちらの制度を利用して、毎月3万円の家賃補助をいただきながら目白台インターナショナルビレッジに住みました。
周りの女子も家賃補助指定物件に住んでいる子は多かったように感じます。
女子だけに補助があるのはどうか、という意見もありますが、男子しか入れない県人寮があったり、女子はセキュリティ面を考えて家賃が高くなりがちだったりするので、悪い取り組みではないと思います。
何より、男社会の東大も女子を歓迎しているという本気度が伝わってきて嬉しいです笑
どうか廃止されませんように…🥺
②女子学生による母校訪問
名前の通りです。女子生徒が高校に訪問し、東大生活について話したり高校生の相談にのったり!私もこちらの制度で県立高校を訪問しました。やはり、高校生の中には東京に行ったことがない人、初めて会う東大生が私、となる子が多かったです。
私が大阪の合同説明会で会った東大生の影響を受けたように、少しでもみんなの可能性を広げられていたら良いな…🙌
目白台インターナショナルビレッジでの暮らし
お待たせしました!やっと本題!
目白台インターナショナルビレッジライフについて。
基本情報と実際の暮らしの2章に分けてお届けします。
基本情報
東京大学目白台インターナショナルビレッジ。
2019年にOPEN。新しくて綺麗な寮です。
5棟くらいあり、シェア型/独居型など全部で約800人住むことができます。
女子住まい支援制度では、シェア型の部屋が割り当てられます。
1フロアは18〜20人。
自分の個室にあるのは、ベッド・机・洗面台・冷蔵庫。広さは10㎡。
この狭さをなめてはいけません。部屋の中の最も広い平面はベッド上です。狭い部屋でも生き抜く力が身につきます💪
これ以降、どこ住んでも広い!快適!と思える笑
キッチン・シャワー・トイレは共用。
加えてフロア共用のダイニングテーブルやリビングルームがあります。共用はイヤだ!と思った方もいるかもしれませんが、なんと定期的に清掃員の方がお掃除してくださるんです🥹🧹🫧
つまり
「水回りの掃除をしなくて良い!!!」
これがどれだけありがたいことか…感謝…
キッチンも、普通の一人暮らしより広くて快適!
また、全体のロビーには、共有キッチン・ビリヤード台・卓球台・シアタールーム・音楽スタジオなどがあります!
どう?素敵でしょ?😍
寮での暮らし🏠
一言で言うと…
最高でした!!!😆🎉
目白台はキャンパスまで遠いし(駒場まで2回乗り換えして50分くらい…)、駅から寮まで急な登り坂だし、最寄りに大きいスーパーやドラッグストアがないし、共用スペース散らかってることあるし。。。不安なこと、うーんってこともあります
でもそれ以上に!!!楽しかった!!!住むことができて本当に良かった!
私は
・コロナ禍オンライン授業時代に入寮した
・フロアの雰囲気/メンバーが最高だった
おかげで本当にかけがえのない時間を過ごせました。
いつも、寮のメンバーと、「このフロアじゃなかったら上京してからの日々を生き抜けなかったよね。本当に寮に入れて良かった。」という話になります🥰
さて、どんな暮らしをしていたのか…ざっと箇条書きに!
ルームメイトたちと夜中まで語り合える
夜にコンビニに買い出し行ったり、強い地震が起きた夜はそのままリビングに集まってお菓子パーティーしたり🍪真面目な話も、くだらない話も。大爆笑しながら語り合えます。終電も門限もなし!キッチンに行ったら誰かいる
初めての一人暮らしで寂しい私たちにとって、話せる相手がいることは大きかったです!一緒に料理して楽しんだり!!!地方出身者ならではの話を共有できる
いろんなところから来た子たちとじもトーク・上京トークで盛り上がれます🔥課題やテスト勉強を一緒にやる
学部や興味がバラバラだから勉強の話も楽しい!教えあったり先輩が過去問くれたり。1Fのレストランでアルバイト
ホールのバイトしていました。通勤時間0分!オンライン授業の時なんて、授業の合間に働いて賄い食べられる!タコパ・鍋パ
ダイニングに集まって頻繁にパーティー開いていました〜!!
なんでも話せる愉快な仲間と励まし合いながら過ごした日々は何事にも変えがたく、人生のハイライトになりました!
先日久しぶりに寮のメンバーで集まり大盛り上がり。それぞれ違う分野で活躍しているので面白い!思い出話も、将来のことも、くだらない話も楽しみました🥰
おわりに
寮を建て、住まい支援制度を整備して、このような環境を作ってくださった方々に、この場をお借りして心より感謝申し上げます。
目白台インターナショナルビレッジで過ごせたことは、東京大学に入学してトップレベルに良かったことです✨
私のフロアが特別仲良くて楽しかったので、実際はフロアによって雰囲気は違います。でも雰囲気は自分も入っていって作るもの!
楽しくしたければ積極的にそのような雰囲気を作れば良いと思います!
これからも目白台の子たちが充実した暮らしを送れますように〜!!!
そして、地方から東大に入学する女子が増えますように!
応援しています📣
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