ハロウィンの起源はアメリカではない🎃👻
街はハロウィン真っ盛り。みなさんも今年のコスチュームは決まりましたか?
ハロウィンといえば、アメリカが起源と思われている方も多いのでは?
アメリカ人のコスプレや家の飾り付けは、とても大掛かりなので、そう思われるのも無理はありません。
しかしアイルランド在住の身として、声を大にして言います。
ハロウィンの起源はアイルランドなんです!
アイルランドはあまり資源に豊富な国ではないので、飢饉や仕事付属の時代があり、その結果移住を選ぶ人が多かった歴史があります。
そのため、アメリカ移住しているアイルランド人もとても多いのです。歴代大統領の中にも、ケネディやオバマのようにアイルランド系の血を持った人々がいます。
そのような歴史から、アイルランド文化はアメリカに渡り、アメリカで一大イベントとなり、逆輸入のような形でアイルランドに戻ってきています。
そのうちのひとつがハロウィンです。
現在のハロウィンは、トリックアンドトリートやジャックオーランタンに代表されるように、オレンジの可愛いパンプキンに囲まれ、これまた可愛い仮装をしている子供たちのイベントだと思われていますが、ハロウィンはそもそも死者の魂が現世に戻ってくる、コンセプトとしてはお盆と同じです。
古代アイルランドの文化であるケルト文化が起源で、実はキリスト教とは関わりない異教徒のお祭りになります。
アメリカに渡って、可愛いハロウィンのイメージが定着しましたが、そもそもアイルランドでは、子供たちが死者の霊に悪さされないように、幽霊の仮装をしていたため、ガチ怖目の仮装が主流だったようです。
そしてトラウマ的に怖いのが、アイルランドのジャックオーランタン。伝統的にはオレンジのカボチャではなく、カブを使っていました。
恐怖のアイルランド版ハロウィンはこちら…
いや〜...夢に出ますよ。
怖すぎですよ。
今ではすっかりアメリカナイズされ、可愛いジャックオーランタンがあふれていますが、それでも時々このカブは見るし、結構リアルなゾンビや魔女も至る所で見ます。
アイルランドの夜は、日本に比べ街灯も少なく薄暗いので、庭にリアルなお化けの置物がいると普通に怖いです。
アメリカ人が、ハロウィンをかなりポップで可愛いものにしてくれてよかったなぁと思う今日この頃です。
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