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認知症の基礎知識 「認知症との共生」

インターリハ開発部です。
今日も私たちの記事を読んでくださいまして、ありがとうございます。

前回の記事では、
日本国内に認知症の人がどれくらいいるのかをお伝えしました。


今回は、「認知症の予防」についてお話をします。

日本では、これからも認知症になる人は増えてくると試算されています。
しかし、わずかな割合ではありますが、
欧米では認知症になる人の率が減少してきているとの報告があります。

この理由は明確にはなっていませんが、
教育歴が長くなり認知機能が底上げされた結果、認知症になる危険性が減少した点と、高血圧等の生活習慣病対策が充実してきた点が影響していると考えられています。

また、これらの対策が進んでいない開発途上国では、今後認知症者が増大してくると予想されています。

日本においては、2019年に認知症施策推進大綱がとりまとめられ、
認知症との共生と予防を柱とした政策を国家戦略として推進することが
決められました。

認知症者数の増加に伴って、医療費や介護費用が上昇します。
限られた財源の中で認知症の人に対して適切な医療や介護を提供するために、認知症でない人が発症をできるだけ遅らせることと、認知症の人が重度化しないようにすることが必要です。

また、認知症との共生は、認知症になった人が希望を持って地域でいきいきと生活できる社会をつくることであり、本人に対するサービスの充実とともに、家族への支援や地域で支えあいできる環境を整えていく必要があります。

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