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認知症の基礎知識 「認知症の症状」

インターリハ開発部です。
今日も私たちの記事を読んでくださいまして、ありがとうございます。

今回は、「認知症の症状」についてお話をします。

認知症の症状は、「中核症状」と「周辺症状」があります。


<中核症状>

認知症は、認知障害によって日常生活に支障がある状態です。

出現する認知障害としては、
記憶障害、
見当識障害(時間や場所がわからない)、
実行機能障害(物事を順序立てて行えない)、
言語障害(言葉の理解ができない・話せない)、
失行(服を着るなどの行為ができない)、
失認(物の認識ができない)などがあげられます。

これらの症状が出ることによって、
仕事などの複雑なことができなくなり、
症状の重度化によって入浴したり、ご飯を食べるといった基本的な、
日常生活まで行うことができなくなります。


<周辺症状>

認知症の症状が重度化してくると、
うつ、意欲の低下、歩きまわる、妄想、怒りっぽい、不安や焦燥、興奮、
暴力といった症状がでてきます。

これは周辺症状と呼ばれ、
この症状が出ることによって介護者の負担は大きくなります。

周辺症状を抑制するために、認知症の人がストレスを感じにくい環境を作ったり、規則正しい生活のリズムを作ることが大切です。

周辺症状の対応に苦慮することは多いと思いますので、一人で抱え込まずに主治医の先生や地域包括支援センターなどで相談しましょう。


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