10.8 マインドフルネスが苦手なんです
昨日からジャーナリングガイド養成講座の11月コース(第3期)がスタートした。
この講座の序盤は、まずジャーナリングについての概要や深い関りのある「マインドフルネス」について学び、
その後実際に、頭の中に浮かんだ考えごとを紙に書き出していく。
マインドフルネスとは、ざっくり言うと
「今に意識を向けること、もしくはその状態」
私たちは生きているとどうしても
・仕事や家事のこと
・以前あった嫌なこと
・これから起きるであろう不安なこと
など、様々な思考が頭の中に浮かび続けてしまう。(特に本能的にネガティブな考え事ほど浮かびやすく、持続しやすい。)
目の前の物事に100%集中するという時間はあまり多くないのではないだろうか。
この状態が続くとどうしてもストレスが溜まり、心身の緊張が続いてしまう。
そんな心と身体のこわばりを和らげるためにマインドフルネスはとても有効な手段だ。
なるべく意識して「今この瞬間に意識を向ける」感覚を養うため、ヨガや瞑想、そしてジャーナリングは効果的な方法。
実際に様々なマインドフルネスのプログラムが開発され、ジャーナリングがプログラム内に取り入れられているものも存在する。
ここまで書いてきたが、実は私はものすごくマインドフルネスが苦手だ。
語弊があるので言い直すと、ヨガや瞑想、ジャーナリングは大好きであり、心から良いものだと思っているからこそお伝えしている。
だけど日常生活でマインドフルネスな状態で居られているかというと、ほとんどの時間がそうではない。
学生時代から常に考え事が頭の中にあり、もしかしてこんなにあれこれ考えているのは自分だけなんじゃないかと思うことさえあった。
結婚してから夫に
「普段何か考えてる?」と尋ねると
「何も考えてない。無。」と返ってきてびっくりしたこともある。
(これは特殊なのかもしれないけど笑)
昔から
「ボーっとしている」
「何を考えているのかわからない」と友人に言われることも多かったけど、常に何か考えていたのだ。
そしてそれはほぼ生産性のないこと。心配事、不安、ネガティブなことが多かったように思う。
昨日の講座内で、生徒さまとお話ししながら今の自分を振り返る機会があった。
常に何か考えているのは昔と変わらない。
だけど思考の内容がかなり変化したことに気づく。
今頭の中を占めているほとんどの事が
「これからやりたいこと」なのだ。
こんなことをしたい。こうできたらいいな。
そのために何ができるか。今週何をするか。
家事をしながら、子どもと遊びながら(息子ゴメン)、頭の中ではこれからやりたいことや楽しみが頭の中を駆け巡っていて、もうちょっとゆっくり過ごせばいいのになと自分でも思う。
そしてそんな自分の思考を少しストップさせて休むために、「ヨガ」や「書く時間」を本能的に取っているんだなとも感じている。
先日読んだ本にこんな記載があった。
言われてみれば過去は考えすぎてドっと疲弊することが多かったし、今でも何か嫌なことや心配事がある時はとことんドツボにハマってしまう。
だけどヨガやジャーナリングに出会い、伝える側になるまで繰り返し行っているうちに思考が良い方向に転換してきたのかもしれないと感じる。
それとやっぱり、書くってすごい。
「こう変われました!」と大きな声で言えるほどの成功体験ではないし、自分のことをとりわけクリエイティブな能力に長けている方とは思わない。
けれどじわじわと、ヨガやジャーナリングの恩恵を感じている。
常にマインドフルネスになれなくても、マインドルネスになれる時間を取ることでしっかり効果があるんだ。
もしこれを読んでいて
「いつも色々考えちゃって嫌だな」
「マインドフルネスになれない」
と感じている方に、少しほっとしてもらえていたらとても嬉しい。
短所に思えるその特徴も、プラスに活かすことで何かを作り出す力を秘めているかも。
きっと今日も、あれこれ考える。
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