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#571 「郷にいれば郷に従え」に対する違和感

 私たちは多かれ少なかれ社会の様々なコミュニティーに属します。自分がそのコミュニティに属するならば、あるいは属したいのならば、それぞれのコミュニティーが定めるルールに従わなければならない。そんな考えが一般論として言われます。

 確かに、そのコミュニティの人々を守るためのルールや理念に直結するルールは守らなければならないと私も感じています。

 しかしながら、そのコミュニティのルールを守れないなら、出ていけという理論は、一見論理的であるように見えて、実は危険であるように思います。なぜなら「組織のために人がいる」という考え方と同義であり、そのような組織は、多かれ少なかれ崩壊の道をたどります。なぜなら、この思考は、組織をよりよくしようとする意欲を組織から排除することに繋がるからです。

 もちろん、そのコミュニティのルールに対する知識や理解は大切です。だからといって、その組織のルールに盲目的に従うことは、結果として組織の腐敗を招くのです。

 郷にいれば郷に従え

 という諺に違和感を持つ、そんな私です。

 

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