#356 『50の答え合わせ』から考える今を大切に生きること
先日ラジオ番組『生活は踊る』を聞いていると、50の答えあわせ」という表現が出てきました。
人は多かれ少なかれ他者や自分を傷つけて生きてしまうこともある。けれど、人生の様々な学びを通じて、人は他者の存在を大切にし、敬意を払い、寛容になるべきであることを徐々に学んでいくのだと思う。
50歳の「自分」が何をしていて、どんな人が周りにいるのか、それは今までの自分がいかに誰かを大切にしてきたかを物語る鏡だと、同番組のパーソナリティであるジェーン・スー さんは語っていました。
その話を聞いた時、ある2人組のタレントが私の頭の中に浮かびました。彼らは私が生まれる前に人気者になり、私が中高時代にはすでに大物芸能人として様々なバラエティに出演していました。若かりし彼らは、その才能と勢いで一気にスターダムを駆け上がり、富と名声を得たでしょう。しかし、彼らが表現するコンテンツは(今思えば)誰かを揶揄したり、嘲笑したりするものが多く、それは誰かの怒りや葛藤を刺激するものだったような気がします。今彼らが出演する番組はほとんどありません。
私は今35歳。自分なりに様々な経験をしてきました。誰かに優しくなれた記憶よりも誰かを傷つけてしまった記憶の方が多い。だからこそ、私は誰かに優しくなりたいなと思う。それは非常に難しいのだけれど。
ジェーン・スーさんの言葉は「あなたはどう生きるの?」と真っ直ぐ聞かれているようでした。
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