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"東橋"

河川敷を跨ぐ一本の橋
色々な車、人が行き来する
昔、君と2人で歩いた日々を
昔、君と2人でバスで通った日々を思い出す
鬱陶しくらい眩しかった晴天の日も
前が見えなくて顔面が酷く濡れた吹雪の日も
あの道を2人で通った日々だ
今はもう歩くことなく
たまに路線バスで通る程度だ
通る度にふと思い返す
あの子は元気かと
今幸せになれているかと
個々の道を歩めているかと
そんなことを考えながら私は今日
人気静まるこの道をまたバスで通る

私の無力感を感じながら。

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