わかってもらえたという喜び：L&L

さまざまな喜びがある中で、

だれかに「自分のことをわかってもらえた」という喜びは、なにより大きいのかもしれません。

ちいさな子供も、両親や周りの大人に感情を理解してもらえると、落ち着きますよね。

ヌード撮影後、ポートレート撮影後に、なかなか帰ろうとされなかったり、「よかったらお茶でもしませんか。」と誘ってくださる方もいます。

ゆったり落ち着きそうなお店に入り席に着くと、２～３時間、今までに起きたことやさまざまなこと、おそらく近しい人にもほとんど話さなかったのではないかというようなことまで、お話してくださいます。

私には、過去は変えられないし、その人の環境を変えてあげることもできないので、ただ聴くだけなのですが。

それでも、誰かに理解してもらえた！話せた！という体験は貴重なようで、最後はスッキリした顔で、来られた時より元気になって帰って行かれます。

でも、これ。

もう一つ、大きな「理解される」があると思っています。

それは、「いつもの自分」に、「普段あまり登場しない自分」を理解してもらえるという、ひとりのなかの喜びです。