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悲しみすら

悲しみすらぼんやりしている それがまた私をたまらない気持ちにさせる 鈍痛みたいな感情しかない 一生こんなふうに なにも感じないなら 1時間でもこんなに長いのに それに1日1日は繋がっていて 眠っても起きても目印もない あなたが好きなのかもわからない 恋しいと思う時もあれば なにもかも死ぬほど面倒だと思う時もある わたしのことすらきらいなのに 他の人のことなんか 知ったこっちゃないもん 胸に何かつき刺したい このぼんやりした痛みに 苦痛っていうのはこういうのをいうんだよ

    • La liberté

      ある言葉の力によって 人生が再びはじまる 君を知り、名付けるために私は生まれたのだ 自由よ 何度も見つけ、 何度も名付けなければいけない 自由と鎖はその時々で 目まぐるしく形を変え やっと見つけた自由を大切に捕まえていたはずが いつのまにかそれは足枷になっている 昔自由と名付けたものを手放すこと 愛も同じ 一度愛であったものをそれだけの理由で 無条件に信じ続けるわけにはいかない たしかに彼からは自由の匂いがした 彼の自由ではなく、わたしの 今は? 自由を求めるの

      • ジェラート

        いつもの5人でOld portに遊びに行って BEN & JERRY’Sで2フレーバーのジェラートを食べながら(ヴィーガン用のメニューもあったのだ)、電飾がきらきら光る道を埠頭まで歩いた。 わたしは確かピスタチオとチョコレートにしたんだけど、歩いている途中で上だったチョコレートをまるまる落としてしまって、Osquitar が自分のチョコミントの塊を半分載せてくれた。 わたしはそれからチョコミントのジェラートが大好きになって、今は二つのフレーバーを選ぶ時はたいていラズベリー

      悲しみすら