La liberté
ある言葉の力によって
人生が再びはじまる
君を知り、名付けるために私は生まれたのだ
自由よ
何度も見つけ、
何度も名付けなければいけない
自由と鎖はその時々で
目まぐるしく形を変え
やっと見つけた自由を大切に捕まえていたはずが
いつのまにかそれは足枷になっている
昔自由と名付けたものを手放すこと
愛も同じ
一度愛であったものをそれだけの理由で
無条件に信じ続けるわけにはいかない
たしかに彼からは自由の匂いがした
彼の自由ではなく、わたしの
今は?
自由を求めるのは時々はつらいこと
安定や安らぎや
人生には他にもいいものがたくさんある
わたしはほんとうに自由がほしいのかしら
自由すら人を縛るのだから
そんなものはどこにもないのかもしれない
それとも少なくともそのいのちはとても短いのだ
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