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悲しみすら

悲しみすらぼんやりしている
それがまた私をたまらない気持ちにさせる
鈍痛みたいな感情しかない
一生こんなふうに
なにも感じないなら

1時間でもこんなに長いのに
それに1日1日は繋がっていて
眠っても起きても目印もない

あなたが好きなのかもわからない
恋しいと思う時もあれば
なにもかも死ぬほど面倒だと思う時もある

わたしのことすらきらいなのに
他の人のことなんか
知ったこっちゃないもん

胸に何かつき刺したい
このぼんやりした痛みに
苦痛っていうのはこういうのをいうんだよ、って
思い知らせてやりたい

誰かがもしかしたら読むかもしれない場所に
こうやって悲しみを残らずぶちまけたら
平和が戻ってきたりするかしら
新しい感情をさっきまで悲しみがあった場所に
注ぐことができるかしら

期待、失望、期待、失望

後どのくらいここで寝ていたらいいんだろう

コインが沈んだ湖
腐ったぬるい水
金色の枝

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