LGBTウェディングを叶えるサービスとは?
LGBTという言葉をよく耳にしますが、みなさんはご存知でしょうか?
今回はLGBTについて、「結婚」をテーマに、日本の現状と企業が提供しているサービスのひとつをご紹介したいと思います。
日本の現状
日本では同性婚は法的に認められていませんが、「結婚に相当する関係」と認める証明書を発行する「パートナーシップ制度」を、独自に導入している自治体があります。パートナーシップ制度には法的な効力はありませんが、自治体が法律の範囲内で家族と同等だと認める制度です。現在までに212の自治体が導入し、人口普及率は52.3%にのぼります。そして近年では、パートナーシップ制度を同性だけではなく性的指向・性自認にかかわらず利用できるようになったり、パートナーの子供も家族であると認めるファミリーシップ制度が生まれたりするなど、多様な家族の形に対応してきています。
■参考
・https://minnano-partnership.com/partnership/about
・https://minnano-partnership.com/
パートナーシップ制度でできること
各自治体でパートナーシップ制度の内容は異なりますが、パートナーシップ制度でできることとして代表的なものをまとめました。
・病院での面会や同意の機会を家族に近い形で得やすい
・賃貸契約における理解を得やすい
・公営住宅の入居資格を得やすい
・クレジットカードの家族カードを作成できる
・動画配信サービス契約や携帯電話の契約において家族割、ファミリープランを使うことができる
・会社の福利厚生が得られる
本制度について「みんなのパートナーシップ制度」さんにわかりやすくまとめられています。ぜひ皆さんの住む自治体が取り入れている制度を調べてみてはいかがでしょうか?
パートナーシップ制度の普及により、様々な場面で理解が得やすくなった背景から、同性結婚式などに対する需要が生まれ、LGBTに対応した式場が増えてきています。ここから、式場探しに便利なサービスをご紹介します。
Rainbow Wedding
株式会社エニマリが運営する結婚関連サイト「みんなのウェディング」には、「Rainbow Wedding」という、同性結婚式などに対応した日本の結婚式場を検索できるサービスがあります。
サービス内容
「”できたらいいな”を叶えよう。」というコンセプトを掲げ、全国の結婚式場の中でLGBT挙式の相談ができる、LGBTフレンドリーな式場がまとめられています。
Rainbow Wedding ページでは主に「式場を検索する」ボタンか地域ごとに分かれている「LGBTフレンドリー対応式場の一例」から式場を検索することができ、どちらも「みんなのウェディング」の結婚式場検索結果ページに自動で移るようになっています。
みんなのウェディングは元々結婚式場の口コミサイトということもあり、式場ごとに利用された方々の評価や実際にかかるおおよその費用、式場内や料理の写真、入れる人数など結婚式場に関して必要な情報が網羅されています。誰もが利用できるページのため、LGBTの利用者にわかりやすいように、LGBTフレンドリーな式場には「レインボーウェディングマーク」が表示されています。
その他、みんなのウェディングの Rainbow Wedding ページには、数ある口コミから同性結婚式の口コミをピックアップして掲載しています。
■Rainbow Weddingページ
https://www.mwed.jp/lgbt/
■みんなのウェディングページ
https://www.mwed.jp/
■サービス内容をまとめた図
このようにLGBT向けにわかりやすくまとめられたページがあると、LGBT挙式を望んでいる方々は利用しやすいのではと感じました。
まとめ
今回はLGBTの「結婚」についてでしたが、日本ではまだ認められていなかったり各自治体によってパートナーシップ制度が整っていなかったりなど、様々な課題があります。ご紹介したサービスなどを通してLGBTがさらに社会に浸透し、誰もが「結婚」という選択肢を選べるようになることを願います。
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