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第1回知財事務コミュニティ勉強会を開催しました(テーマは知財検定)

皆様こんにちは。
先日告知した通り、5月17日(金)に「知的財産管理技能検定」をテーマに勉強会を開催しました。参加者がゼロだったら、強制参加の上池さんと私自身をカウントして「2名の方にご参加いただきました~」と報告しようと思っていたのですが、なんと4名の方にご参加いただき、合計6名での勉強会となりました。参加者は、企業の知財部の方と特許事務所の事務の方がいらっしゃいました。

今回は、知財検定の概要や勉強法を確認し、経験者に感想や体験談を語っていただくような内容となりました。一番最後に今回の勉強会資料のスライドをアップしておきますので、興味のある方はそちらもご確認ください。

今回の参加者の知財検定へのスタンス(?)の内訳は、
- 3級合格後に2級を目指して勉強中の方が1名
- 受検予定はないが興味ありで参加してくださった方が2名
- 2・3級資格ありの方が1名
- 2級資格ありが2名
でした。

1級は全員にとってほぼ未知の世界でしたので、主に2級中心の話となりました。機会があれば、1級チャレンジ中の方、1級合格された方などのお話もぜひうかがいたいと思います。

2級合格の流れですが、これも人によって違いました。
- 3級に合格し、勉強内容を忘れないうち2級にチャレンジして合格
- 弁理士試験のために勉強した流れで、するーっと2級合格
- 3級を飛ばして2級を受検をして合格

2級、3級はオンラインの対策講座もありますが、独学でもテキストを買って過去問を繰り返し解けば合格できそうだと思います。ただ特許事務の方は、普段あまり業務でふれることのない分野の知識(種苗法、著作権法、不正競争防止法……)も必要になるので、そこは不足部分を補う勉強が必要になります。

また、11月の試験から1級と2級の試験内容が拡充されることになっているので、その点についても注意が必要です。
参考リンク:https://www.kentei-info-ip-edu.org/exam/scope.html

2級資格のある方に1級受検を考えているかどうかという点についてもおうかがいしたのですが、興味はあってもそこまでの勉強時間がとれそうにないという理由から、答えはノーでした。問題文もかなり長文だったり、特許・商標については外国実務の知識も問われるそうで、試験勉強はなかなか大変そうです。(私自身も2級資格を持っていますが、合格率の低さを見ただけでやる気をなくし、1級チャレンジは早々に諦めました。)

3種類ある1級について少しだけ調べてみたところ、オンライン講座はほぼなく、テキストと過去問で独学するしかないようです。またブランド専門業務については過去問があるだけ(専門テキストなし)という状態です。こうなるともうネットに上がっている合格者の勉強法などを参考に独学するしかないみたいなので、資料に役立ちそうなリンクを貼っておきました。興味がある方の参考にしていただければ幸いです。

逆に言えば、特許事務、知財事務の方が特許や商標分野の1級資格をゲットすれば、専門の知識と実力がピカイチであることの証明にもなりそうです。1級は取得へのハードルが高い分、キャリアアップの強力な武器になり得るなと思いました。

今回の勉強会はこんな内容でした。
参加してくださったみなさま、どうもありがとうございました。
次回の勉強会は、6月21日(金)にリモートワークと期限管理ソフトをテーマに予定しています。参加希望の方は、まず知財事務コミュニティにご参加くださいね。コミュニティ参加のご案内はこちらにあります。