子どもの体の柔軟性について
こんにちは!イッポラボアスレティックス、コーチの西澤です。
みなさんは普段からストレッチをしていますか。私は高校の頃からお風呂上りにストレッチをすることが日課になっています。ケガの予防や次の日に疲労を残さないことはもちろん、ハードル選手として股関節を重点的に柔らかくし、パフォーマンスを向上させるために柔軟性を高めていきました。
体力の一要素であり、筋肉と腱が伸びる能力のこと。動きのしなやかさだけでなく、傷害の予防などにも関係します。
柔軟性は筋肉と腱が伸びる能力のことで、筋力・瞬発力・持久力・調整力とともに基本的な運動能力のひとつとされています。
静的柔軟性と動的柔軟性という2つの面から捉えることができ、前者は「関節可動域」すなわち身体の柔らかさというところを表し、後者は「関節可動域における動きやすさ」すなわち運動のしなやかさを表します。
怪我の予防や疲労回復には静的柔軟性を高めること、競技能力には動的柔軟性を高めることが大切になります。
柔軟性は「骨格構造」と「軟部組織(筋組織・筋膜・腱・靱帯・関節包など)」によって決まります。前者は先天的な要素が多く努力で変化しにくいですが、後者は変化させることが可能です。後者の筋組織・筋膜・腱をターゲットに柔軟性を高める運動としてストレッチングがあり、特に動的柔軟性の向上のためには動的ストレッチというエクササイズがあります。
(引用元:厚生労働省|柔軟性)
とあります。
イチロー選手がお風呂でストレッチをしたり、柔軟性を高めるために初動負荷トレーニングをしていると聞いたことがあります。あの年齢まで競技をしてきたイチロー選手ですが、パフォーマンスを上げるために柔軟性を高めていたことがわかります。体の柔らかさ=競技力ではないかもしれませんが、競技をするうえで柔軟性を高めることは重要であることがわかります。
しかし、成長段階によって、体を柔らかくするのに努力が必要な時期とやり方を覚えれば簡単に柔軟性を高めることができる時期があります。大人と子どもでは子どもの方が簡単に柔軟性を高めることができると言えるでしょう。
柔軟性は競技力を向上させることにも深く関係しています。実際に私は陸上選手ですが、必ずと言っていいほどウォーミングアップで静的ストレッチと動的ストレッチを入れています。しなやかな動きを出すためには動的ストレッチで柔軟性を高める必要があります。
逆に筋肉の動きが硬いと力みが生じ、ケガにつながり、パフォーマンスが低下します。
そして、体が硬い場合はケガや悪い姿勢に繋がり、その結果、肩こりや腰痛が生じたり、代謝が悪くなって冷え性などになる可能性もあります。このように柔軟性は広く私たちの健康づくりにも関係する要素なのです。
意外と知られていない柔軟性を高めることの重要性。柔軟性を高めることは様々のところでメリットがあるので、ぜひ静的ストレッチ、動的ストレッチを取り入れてみましょう。
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